SUMA GAKUEN
学校法人
須磨学園

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3.11 防災訓練 5年ぶりの防災Walk

2024年3月11日 [ K2 / K1 / V1 / S2 / S1 / J2 / J1 ] 学校行事

3/11(月)、東日本大震災から13年が経ったこの日、本校では一日をかけて防災訓練を実施。5年ぶりとなった防災Walkも行われ、徒歩での集団下校訓練を実施しました。

まずはホームルーム中に地震が発生したことを想定した避難訓練を行いました。地震発生の放送が入ると、身の安全を守るため生徒たちはすぐに机の下へ。1人1つずつ配布されているヘルメットをかぶり頭を守ります。

揺れが収まった後、すみやかに二列縦隊で避難します。私語は一切せず、静粛に移動を行いました。途中、腕のケガのためヘルメット紐の調節に苦戦する級友に、手を差し伸べる生徒の姿もありました。

訓練を見守っていただいた神戸市消防局須磨消防署の方からは、「机の下への避難時は、机の足を押さえるように」「ヘルメット紐はしっかり装着するように」といったアドバイスが。実際の避難時には今回の訓練を生かしましょう。

避難場所への避難が完了すると、代表生徒が点呼を行いすぐさま担任の教員へ報告。災害発生の混乱の中でも全員の安全をすぐに把握できるよう、迅速な情報共有を訓練の時から徹底します。

点呼完了後、高校校長より「震災は予告なしにやってくる。対策のたてようがないと思うかもしれませんが、大切な命を守るためには考え続けるしかありません。今日のような日こそ日頃の備えについてしっかりと考えましょう」と話がありました。

その後、東日本大震災をはじめとした災害により亡くなられた方々へ、生徒・教職員一同、黙とうを捧げました。

避難訓練後は、神戸市消防局須磨消防署の方から講話をいただきました。教室へもZoomをつなぎ、全校で震災発生時の対応についてや、年明けに起きた能登半島地震での緊急消防援助隊活動についてなどのお話を聞きました。

続いて、居住地区ごとに集まり、災害時の帰宅ルートの確認を行いました。教員より「実際の災害時は、建物の倒壊や道の陥没にも注意して帰るように」と伝えられると、生徒もより真剣な表情に。頭の中でシミュレーションできたようです。

午後からは防災Walk。経験することを大事にしている本校では、災害時に自宅まで歩いて帰ることを想定して地区会での集団下校を行っています。2014年スタートした防災Walkもコロナの影響などで延期が続き、本日5年ぶりの実施。

各地区は4つのエリアに分けられ、湊川神社や須磨浦公園などを目指して1~2時間のコースを歩きました。熱中症や急な体調不良に気を付けつつ、先輩が後輩をサポートして目的地を目指し、全地区無事に歩き終えることができました。