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2023年度卒業証書授与式 V2学年卒業生代表 答辞

 厳しい寒さも徐々に和らぎ、春の陽気を感じられるようになりました。本日はこのような盛大な式を挙行していただき、誠にありがとうございます。理事長先生、学園長先生をはじめ、ご臨席を賜りました先生方、保護者の皆様に心より感謝申し上げます。

 この6年間、私たちは本当にたくさんの方々に支えていただきました。

 理事長先生。海外研修旅行に出発する際には私たちのことをお見送りに来てくださいました。「行ってらっしゃい」と一人一人に声をかけてくださったことをよく覚えています。

 学園長先生。私はS1の時に周囲を気にしすぎてしまう性格を悩んでいましたが、学園長講話で「それは素晴らしい長所だから大切にしなさい」というお言葉を頂いたことがきっかけで、自分と向き合うことができ、自分のことを好きになれました。

 学年の先生方にも感謝を伝えたいことがたくさんあります。

 岡本先生。岡本先生の授業中のギャグが受けることはほとんどありませんでしたが、元気すぎる私たちを時には叱りつつも、私たちのために学年行事を企画し、学年集会で「今何をすべきなのか」をその都度諭してくださいました。岡本先生は「頑張れ」と私たちの後ろから背中を押してくれるような存在でした。

 野村先生。50人もいるクラスなのに面談をすると私のことを的確に理解してくださっていて、私が思っている以上に先生は一人一人を見守ってくださっているのだと嬉しかったです。どうかお体にはお気をつけてお過ごしください。

 中薗先生。古典の個別指導の際に間違っている部分だけでなく、どこが弱点でどういう勉強をすればいいのかも一緒に考えてくださいました。

 福川先生。福川先生の数学講座ではみんなで解法を議論し合い、それがきっかけで数学の難問を解くことが楽しくなりました。

 堀川先生。世界史の個別指導ではお世話になりました。一日に何題も論述の添削をお願いしてしまいお手数をおかけしましたが、一つ一つ丁寧に添削してお手製のキャラクターを描いて褒めてくださいました。

 山﨑先生。毎日MAを用意して私たちの英語の基礎を徹底的に穴埋めしてくださいました。

 茶谷先生。歴史愛溢れる先生の授業がきっかけで歴史を大学で学びたいという夢ができました。

 そして坪田先生。15期生のお母さんとしてずっと支えてくださいました。廊下で会うと必ず声をかけてくださって嬉しかったです。

 15期生の皆。J1の時から元気な学年と言われてきた私たちは、その元気さを失うことなくV2学年になりました。私は仲のいい15期生が大好きです。文化祭では大掛かりな出し物を試行錯誤してやり遂げました。勉強合宿やお正月に初日の出を一緒に見たことなど、受験でさえも全力で楽しんできたこの学年のことを誇りに思います。6年間を共に過ごしてくれて本当にありがとう。

 共学23期生の皆。高2までは部活を除いてほとんど接点がありませんでしたが、高3で講座を一緒に受けるようになると高3学年全体で関わる機会が増えました。私もこの1年間を通してたくさんの友達ができました。一緒に3年間を過ごすことができてよかったです。

 家族の皆。私が朝早く家を出るのに合わせて朝ごはんとお弁当を毎日作ってくれたお母さん。入試の日は京都の受験会場までお弁当を作って持ってきてくれました。お父さんはJ1から入試前日まで一問一答のオリジナル問題を作って、勉強のサポートをしてくれました。弟には私が苛々したとき、疲れて無口になったときにたくさん気を遣ってもらいました。家族のサポートが私の心の支えになりました、本当にありがとう。どれもすぐには返せないけれど少しずつ恩返ししていきたいです。

 私は本日、中高一貫15期生の仲間と共に須磨学園を卒業します。

 私の「なりたい自分」はまだ明確ではありません。でも6年間の学校生活を通じて本当に学びたいことを見つけ出すことができました。また、大学に「なりたい自分」を探しに行くという新たな目標もでき、これからも「なりたい自分」を見つけるための旅を続けていこうと思います。

 最後になりましたが、須磨学園の更なるご発展をお祈りし、答辞の言葉とさせていただきます。

2024年3月2日 V2卒業生代表 矢成 杏