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2023年度卒業証書授与式 K3学年卒業生代表 答辞

 春の足音が近づき、生命の息吹を感じる時期になりました。本日は、私たち共学 23 期生の卒業に際して、このような盛大な式典を挙行していただき、誠にありがとうございます。ご臨席いただいた先生方、保護者の皆様に、卒業生を代表 して御礼申し上げます。

 私の高校生活は、長い階段に戸惑い、息を切らしながら上るところから始まりました。同級生と上手く付き合えるか、勉強についていけるか、とても不安でした。けれども気づけば、いつしか階段で息を切らすこともなくなり、そのような不安も徐々に消えていきました。思い返してみれば、この 3 年間の思い出は、古都研修や東京研修、体育祭や文化祭など、非常に勉強になり、そしてとても楽しかったことばかりです。特に、友達と協力し、文化祭の前夜祭で須磨学園をテー マにした漫才を披露し、爆笑をかっさらい優勝できたことは、生涯忘れることのない、最高の思い出となりました。このような有意義な高校生活を送ることができたのは、私に関わっていただいた全ての人達のおかげです。

 理事長先生。お忙しい中、私たちのことを見守ってくださり、本当にありがとうございました。個人的に、先生の「レジリエンス」というお言葉がとても心に残っています。大きな壁に直面したときにも、柔軟に解決の手段を模索していきま す。

 学園長先生。東京研修でのマナー講習では、貴重なお話を聞かせていただき、本当にありがとうございました。経験と知恵が溢れる先生のお話は、非常に面白かったです。私のこれからの人生においても、大いに参考にさせていただきます。

 多田先生。K3 学年部長として、時に厳しく、時にはさらに厳しく、私たちを指導してくださり、ありがとうございました。先生の数学の授業はとても正確で、分かりやすかったです。生徒に伝えたいことがあるときに、食い気味に主張してくるのが面白く、いつもにやにやしながら聞かせてもらいました。

 雪本先生。K3 学年副部長として、私たちのことを考えてくださり、ありがとうございました。先生の授業と講座に救われた生徒はとても多いと思います。講座のテストで合格するたびにもらえるシールを集めきれなかったことが、心残 りです。

 担任の稲葉先生。個性豊かな 9 組の生徒一人一人と向き合い、的確な指導をしてくださり、ありがとうございました。先生の口癖である、指をクルクル回しながらの「こっからっす」は、みんなのお気に入りです。9 組の中で密かに流行っていました。忘れられない大切な思い出になるでしょう。

 他にも、たくさんの先生方のお世話になりました。先生方は、授業だけでなく、講座やテストの準備、生徒の個人指導や面談までしてくださいました。この 3 年間、先生が休憩しているところをほとんど見かけたことがありません。先生方への感謝は、とても言葉では言い尽くせません。卒業生を代表して、心から御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

 私の父と母をはじめ、保護者の皆様。毎日講座や 9 時学で遅く帰ってくる私たちの世話をするのは、とても大変だったはずです。たくさん苦労を掛けました。今まで本当にありがとうございました。これからは、家族のもとを離れる生徒や、そうでない生徒がいると思います。ですが、皆今までの恩を忘れることはありません。これからもよろしくお願いします。

 卒業生のみんな。今まで本当に楽しかったです。勉強面では、朝早くから学校に登校して勉強する人や、毎日のように 9 時学に参加する人を見て、自分も負けていられない、と思い、やる気を出すことができました。そして生活面では、 様々なイベントを一緒に経験することができ、絆を深めることができました。私が 3 年間過ごした 9 組は、とても個性豊かで、教室に入るだけで明るい気分になりました。ボケとツッコミが止まらない 9 組が、毎日楽しみでした。また、中 高一貫 15 期生のみんなとも、体育祭や講座で関わることができました。短い間でしたが、一緒に話をしたり、遊んだりするのはとても楽しかったです。みなさん、またいつか会いましょう。

 在校生の皆さん。温かい祝辞をありがとうございました。来年度から高校 3 年生へと進学するにあたって、希望や不安を抱えていると思います。辛いことがあったときは、どうか一人で抱え込まないで、周りの人に伝えてほしいです。無事に高校生活を過ごせるよう、応援しています。

 卒業後は、今までよりも自由な時間が増えます。いろんなことに挑戦できると期待する一方で、自堕落な生活を送ってしまうのではないかという不安もあります。これからの生活でも、須磨学園で PM・TM を通して学んだ、時間管理能力 を生かし、なりたい自分を目指して未来を切り開いていきたいと思います。

 最後になりましたが、須磨学園の更なるご発展をお祈りし、答辞の言葉とさせていただきます。

             

2024年3月2日 K3卒業生代表  田 宇成