春の鼓動が感じられる今日の良き日、僕たち中高一貫16期生１５３名は、須磨学園高等学校への入学の時を迎えました。本日は依然として新型コロナウイルスへの警戒が続いている中、僕たちのためにこのような入学式を行っていただき、誠にありがとうございます。
　僕たちはこれまでの中学校生活で培った経験を糧に、今日から高校生としての新たな道を歩んでいきます。中学３年間のうち、２年間を新型コロナウイルスの影響下において過ごすこととなり、様々な制約のもとで日々の学校生活や研修旅行が行われました。しかし、その中でも僕たちは自分たちで何ができるかを見つけ、計画して行事を行うなど、充実した中学校生活を送ることができました。これからの高校生活においても、主体性を発揮する場が多くあると思います。そういった時に、一人一人が今何をするべきか、自分にできることは何かを考え、行動し、お互いに支えあっていきます。そして、より新しく、より難しく、より自分自身を向上させられるようなことに挑戦していきます。
　これからの３年間では素晴らしい出会いや経験がある一方、困難や、大きな壁に直面することもあると思います。そのような時にも、それは成長のための試練だと考え仲間と励ましあい、そして仲間の頑張る姿を見て自分自身を鼓舞し、切磋琢磨して乗り越えていきます。
　最後になりましたが、理事長先生、学園長先生ならびに諸先生方には、これからもご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。
　僕たちは今日から３年間、多くのことに果敢に挑戦し、なりたい自分に向かって素晴らしい仲間たちとともに努力し続けることをここに誓います。

2022年4月9日　S2入学生代表　　河野 佑哉