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2021年度高校卒業式 V2学年卒業生代表 答辞

麗らかな日差しが降り注ぎ、吹く風にも春の暖かさを感じるようになりました。本日は徹底した感染予防対策のもと、このような盛大な式典を挙行していだき、誠にありがとうございます。理事長先生、学園長先生、校長先生、在校生の皆さん、先程は心温まるお言葉を有難うございました。また、ご多忙のところ、ご臨席いただいた先生方、保護者の皆様に深く御礼申し上げます。

私達、中高一貫13期生119名は本日、須磨学園を卒業します。

須磨学園に入学してから6年が経ちました。6年前の4月、不安と緊張で胸をいっぱいにして須磨学園の門をくぐった時の自分を思い起こすと、自身の成長と共に過ぎ去った6年という時間がいかに私たちにとって大きなものであるかを感じます。

この6年間、私達は、本当に様々な人に支え、導いていただきました。

理事長先生、以前、食堂でお会いしたときには、「受験頑張って」とお言葉をかけていただきました。私達が受験生であることに、すぐに気づいて、お声がけくださったこと、とても嬉しかったです。

学園長先生。先生は様々な場面で私達にお話をしてくださいました。中でも「辛い、しんどい時には、水をのんで寝ろ」というお言葉が印象に残っています。私は受験勉強の中で、先生のお言葉を実践していました。そのことで、うまく気持ちを切り替え、再び集中して勉強にむかうことができました。先生のお言葉に支えていただいていたように感じています。

吉村先生。体育祭のリレーではV2学年の男子生徒に追い抜かれ、激励に来てくださった共通テスト会場からは2日連続で追い出されてしまった先生、先生のそんなお姿に思わず笑ってしまい、受験勉強で張りつめていた心を和ませていただいたことが何度もありました。受験学年の部長という重責を感じさせない、明るくポジティブな姿勢と「絶対大丈夫」という言葉は私達をいつも勇気づけてくださいました。須磨学園最後の1年、先生のクラスで過ごすことができて本当によかったです。

小池先生。先生は母のように、私達にいつも心を配ってくださいました。2組の、連絡事項が詳しく書かれた黒板を見ると先生の私達への愛を感じました。また授業内外での先生のお話はとても楽しく、あっという間に時間が過ぎていました。

山田先生。先生のおかげで世界史が大好きになりました。特に、先生が個別でお付き合いくださった一問一答が、とても楽しく、そして何よりも私の力となりました。他にも捕囚(補習)や添削など、先生の熱い取り組みに、私達は心から感謝しています。

瀧本先生。中学の頃の定期考査で、先生が出された問題をよく覚えています。その問題から、物事には、様々な側面があり、多様な解釈が出来うることを学びました。また、何を求められているか理解し、自発的に行動することの大切さも、先生に教えていただきました。

小林先生。先生は、私達がより楽しく、体を動かすことができるように、いつも考えてくださいました。私達の意見をできる限り取り入れて、授業を進めてくださったことが何より嬉しかったです。

瀧本先生、山田先生、小林先生には、6年間お世話になりました。私達の成長をずっと見守ってくださり、ありがとうございました。

福川先生。オンライン期間、先生が作ってくださった毎日の小テストのお陰で、不慣れなオンライン授業でも、テンポよく、着実に学習することができました。

髙木先生。数学の相談によく乗っていただき、今何をすればいいのか、的確にアドバイスしていただきました。沢山の質問にも、私が自分で考える力をつけることができるよう、工夫して答えていただきました。

永ノ尾先生。先生はいつも私たちと同じ目線で、この受験期を共に走ってくださいました。質問受けも快くしてくださり、化学を楽しく学ぶことができました。

授業を担当していただいた先生方をはじめ、学校生活を支えていただいたすべての方々、皆さんのおかげで私達は毎日快適に過ごすことができ、勉強に励むことができました。この場を借りて、お礼申し上げます。

家族へ。
お母さん、毎日、朝早くからお弁当をありがとう。私が辛いときも、一緒に悲しんでくれて、励ましてくれました。誰よりも私の意志を尊重してくれて、常に味方でいてくれました。本当にありがとう。
お父さん、送り迎えをしてくれて、ありがとう。私はいつもお父さんに対して偉そうにしていますが、お父さんのことを、とても尊敬しています。色んなことを知っていて、昔からその話を聞くのが好きでした。誰よりも家族のことを思っていて、一生懸命なのを知っています。
両親はもちろん、私は小さい頃から色んな人に育ててもらいました。沢山大切にしてもらいました。今度は私が返していく番です。今まで本当にありがとう、これからもよろしくお願いします。

13期生のみんなへ。
本当に個性的で仲の良い学年でした。体育祭で応援が盛り上がりすぎて、注意された、なんてこともありましたね。宿泊研修での漫才やお楽しみ会も、とても楽しかったです。自分達でイベントの企画をして、実行して、全力で盛り上がって、本当に楽しい、温かい学年です。受験期に入ってからは、お互いに質問して教えあい、難問に取り組みました。毎日学校で勉強して、元旦も登校して、皆で見た初日の出は忘れられません。
この学年で6年間、色々なことを乗り越えてきました。この学年の全員、一人一人が欠けてはいけない、大切なメンバーです。この学年で、過ごすことができてよかった、本当にありがとう。

在校生の皆さんへ。
皆さんとは部活や行事で一緒に活動しましたね。皆さんとの時間の中で気づかされることが沢山ありました。本当にありがとう。最後に皆さんにお伝えしたいことがあります。皆さんが少しでもやりたいことを見つけたら、ためらわず行動してください。1人で動くのが不安だったら、仲間を見つけてください。今までぼんやりしていたものに形ができたり、全く新しいものに出会ったりします。須磨学園はそんな機会を沢山与えてくれます。そして、休み時間や放課後の、友達との何気ない会話、時間を大切にしてください。それに励まされることが沢山あります。次は皆さんがこの須磨学園を担う番です。この短い学校生活、二度と戻らない時間、精一杯行動して、全力で楽しんでください。心から応援しています。

私達は今日、掛け替えのない時間を過ごしたこの須磨学園を去ります。この学校で、皆と過ごした時間は、私達の誇りであり、味方です。ここで得た経験、培った力、学んだことを糧に、前を向いて、胸を張って、「なりたい自分」へと、歩んで行きます。

最後になりましたが、須磨学園の更なるご発展をお祈りし、答辞の言葉とさせていただきます。

2022年3月5日 V2卒業生代表 龍揖 菜々子