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2020年度体育祭 講評 K学年

 皆さん体育祭お疲れ様でした。今年度の体育祭は、コロナの感染症拡大の対策のため、短縮バージョンかつ台風接近のため順延ということで非常に苦難の船出を迎え、今日やっと実施することができました。ただ、様々な苦難はありましたが、学びを止めないという須磨学園の学び舎で普段過ごす皆さんが、「体育祭も止めない」という強い意志をもっていろいろ準備を頑張ってくれたこと、そのおかげで今日のような素晴らしい天気で体育祭を実施することができて本当に良かったと思います。皆さんの今日の競技や演技、そして様々な発表を見させてもらって、必死に勝ちにこだわる姿勢、懸命に応援する姿勢、そしてはじける笑顔もたくさん見ることができて、非常に誇らしい気持ちになりました。

 青団・黄団のK3学年の皆さん、最後の体育祭は非常に制限の多い体育祭になりましたが、皆さんはこれまで先輩から受け継いできた力強い伝統を如何なく発揮して、素晴らしい姿勢を見せてくれたと思います。応援合戦での凛とした姿勢、競技に出ている姿、応援する姿すべてが後輩にしっかりと受け継がれていくと思います。
 そして紫団・橙団のK2学年の皆さん、皆さんの競技でのパフォーマンスや一体感は見事でした。特に先ほど橙団には競技成績1位という表彰があったように、本当に見事なパフォーマンスをこのグランド上で如何なく発揮してくれました。しっかりと3年生の皆さんから伝統を受け継ぎ、次は皆さんがリーダーとして、しっかりとよい須磨学園の伝統を作り上げていってください。
 そして緑団・赤団のK1年生の皆さん、須磨学園での初めての体育祭がこのような制限の多い体育祭で、なかなか難しい状況であったにも関わらず、元気よく一致団結して見事にグランド上で先輩方との名勝負を繰り広げてくれました。それぞれが発表してくれた演技や、頑張って取り組んだ競技、すべてが素晴らしい取り組みでした。特に赤団の皆さん、教員チームを抑えての団対抗リレー1位という成果、素晴らしい走りでした。

 このようにそれぞれの団がクラスの垣根や団の垣根を越えて、このグラウンド上で熱い思いをもってしっかりと取り組んだその成果が、この今のすがすがしい思いを生み出してくれたことで、本当に誇らしい気持ちです。ただこの場で体育祭は有終の美を迎えるわけではありません。午前の中高一貫の閉会式でも申しましたが、今日君たちの雄姿を見にこれなかった保護者の皆さんに、「是非今日の体育祭はこんな感じだったよ、こういう風に頑張ったよ、逆にこういうことが悔しかったよ」というような話も含めてたくさん聞かせてあげてください。そしてこれからも今日の体育祭で団結してきたことをそれぞれが学校生活の中でしっかりと活かしていってください。これから先、学校生活の中でしんどいことやつらいことがあっても今日の日、いろんな制限があっていろんな苦労がある中、しっかりと団結してこの素晴らしい体育祭を作り上げた経験が、この先君たちがつらいときに少しでも支えとなる、そして今日の体育祭を思い出して話に花を咲かせる、そんな瞬間こそが有終の美なのだと思います。3年生の皆さんは、須磨学園での体育祭は最後となりますが、これから先皆さんが社会や世界で活躍する中で、様々な苦労や苦難が待ちうけていたとき、少しでもこの素晴らしい体育祭での経験を思い出して支えにしてくれたら、心を温かくしてくれたら、それこそがこの体育祭の有終の美なのだと思います。
是非これから先全員で今日の素晴らしい体育祭の成果を共有していけるよう、ますます団結して須磨学園が成長していけるよう、主役の皆さんがしっかりと今日の日のことを覚えていてくれることを期待しています。

 最後になりますが、この体育祭の実施にあたり様々な協力をしてくださった関係者の皆様、この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました。

2020年10月12日 高校校長 堀井 雅幸