桜の花が美しく咲きそろい、ようやく本格的な春の訪れを感じるようになった今日の良き日、私たち中高一貫11期生は入学の時を迎えました。本日は、私たちのためにこのような素晴らしい式を挙行していただき、誠にありがとうございます。S2学年の生徒を代表して感謝申し上げます。

　3年前の春、私たちはこの体育館で中学校の入学式を迎えました。そして須磨学園中学生として学んだ日々を経て、皆それぞれ成長した姿で今日高校生になりました。もう義務教育は終わり、これからは社会における私たちの責任も大きくなっていきます。周りから寄せられる期待の大きさにプレッシャーを感じることがあるかもしれません。しかし、そうした中でも、自分を見失わないよう、自分自身としっかり向き合い、豊かな人間性を培っていきたいと思います。そして、夢を持ち続け、それに向かってひたむきに努力していきます。
　これからの高校3年間で、きっと数え切れないほどたくさんの素晴らしい出会いがあるでしょう。人との出会いだけではなく、さまざまなものと出会うと思います。それらの出会いを通して、どれだけのことを学べるかは、私たちの気持ち次第でいくらでも変えることができます。ですから、常に学びの姿勢を忘れずに、3年間を有意義に過ごしていきます。
　最後になりましたが、理事長先生、学園長先生ならびに諸先生方、そして先輩方には、これからも温かいご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。

　私たち中高一貫11期生は、須磨学園高校の生徒として、なりたい自分になるために、努力を惜しまず日々邁進していくことをここに誓います。

2017年4月8日　S2入学生代表　十朱　萌