新入生の皆さん、須磨学園へのご入学本当におめでとうございます。学年団一同、心より歓迎致します。 そして保護者の皆様、ご子息・ご息女のご入学、誠におめでとうございます。心よりお慶び申し上げます。 今後の学年運営につきまして、皆様から多大なるご理解・ご支援を賜りますことを、この場をお借りして、どうぞよろしくお願い申し上げます。

　さて新入生の皆さん、我々学年団は皆さんに、本校の建学の精神にあるように「清く、正しく、たくましく」生きてほしいという期待を抱いています。いつも新入生には願うことですが、そのために大切であると考えている3点をここで強調しておきたいと思います。
　まず1点目は、自ら主体的に考える姿勢を育んでほしいということです。たった一度の人生における選択や決断を他人任せにしてはいけません。これから皆さんには数多くの選択・決断の機会が待ち構えています。そんな時に自ら主体的に考え、悔いのない決断を下すことができるよう、平素から考えることから目をそらさないで下さい。須磨学園ではタイムマネジメントやプロジェクトマネジメントなど独自の取り組みがたくさんあり、考える機会が豊富にあります。これらの機会を存分に活かして自ら主体的に考える習慣を育んで下さい。
　続いて2点目は、いかなる勝負においても、絶対に「勝つ」ことをあきらめないでほしいということです。 これから皆さんは高校生活において部活動や三年後の大学入試など幾多の大きな勝負に挑むことになります。これらの勝負において自身の力をいかんなく発揮する勝負強さを身につけるためにも、平素の小さな勝負を見逃すことなく、こだわりを持って下さい。さらにその先の社会で、そして世界で大きな勝負に勝つための勝負強さをしっかりとこの須磨学園で育んで下さい。
　そして3点目は、他者への「配慮・感謝」の心を大切にしてほしいということです。 当り前のことですが、人は一人だけでは絶対に生きてはいけません。皆さんは今までも、そしてこれからも、誰かに愛され、誰かに支えられて生きていきます。皆さんは決して一人ではありません。しかしそのことを決して当たり前だと思うことなく、感謝の気持ちを持って、共に生きる人たちに思いやりと感謝の気持ちを持つことの大切さを絶対に忘れないで下さい。そして将来、誰かを守り、誰かを支える、そんな強さを身につけて下さい。

　以上3点、常に「考える」ことを怠らず、いつも「勝つ」ことをあきらめず、そしていつまでも他者への「配慮・感謝」を忘れない、皆さんがそんな真の強い人間として「清く・正しく・たくましく」生きていってくれることを心から期待しています。 我々は皆さんとこの場所で出会った奇跡を絶対に無駄にはしません。 皆さんを全力でサポートしていくことを学年を代表して、ここに固く誓います。これからの学園生活、どうぞよろしくお願い致します。

2017年4月8日　K1学年部長　堀井　雅幸