SUMA GAKUEN
学校法人
須磨学園
  • HOME
  • 2017年度 高校卒業式 K3学年部長 挨拶

2017年度 高校卒業式 K3学年部長 挨拶

  K3学年を代表してご挨拶申し上げます。
 保護者の皆様、本日はご子息・ご息女のご卒業、おめでとうございます。心よりお慶び申し上げます。また、これまでの学年運営につきまして、多大なるご理解・ご支援を賜りましたこと、心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

  卒業生の皆さん。卒業おめでとう。この3年間、いろいろと大変なこともあったと思います。日々の予習・復習、週末に課される大量の課題、力の伸び悩んだ時期、人間関係のトラブルなど、時には身近な人に辛く当たってしまうこともあったでしょう。それを乗り越えられたのは、受け止めてくれた友人、慕ってついてきてくれた後輩たち、見守り続けてくれた先生方、そして誰よりも君たちのことを愛し、君たちのことを思い続けてくれた家族、保護者の存在があったからだということを絶対に忘れないで下さい。

  私から、卒業を迎える君たちに、未来に向けての話を3つしたいと思います。
  1つ、「なるべき自分になる」。いま思い描く「なりたい自分」は、単に「なりたいだけの自分」になってしまっていませんか。その中に自分の出来ること、するべきことを取り入れた「なるべき自分」を模索していってほしいと思います。
  2つ、「寄り道を楽しむ」。これから君たちはそれぞれの専門性を高めて行くことかと思いますが、目標に向かってまっすぐ進むことが近道だとは限りません。一見関係のないようなことにヒントが隠れているかもしれません。いろいろと寄り道をして、それを楽しむ心を持っていてください。
  3つ、「人の役に立つ」。大げさかもしれませんが、人生の目的の一つは、「人の役に立つ」ことだと思います。どんな事でも人の役に立つことはできますから、具体的にどのように役に立ちたいのか、どのような役の立ち方に生きがいを見出せるのかをつかんでください。
  以上、「なるべき自分になる」「寄り道を楽しむ」「人の役に立つ」の3つを、君たちに贈ります。

  さて、私たちが入学時の生活指導から始まり、学習指導・進路指導を経て、現在の中期・後期試験に向けての講座・個別指導に至るまで、文字通り最後の最後までこうして実践できているのは、ひとえに君たちがいたからです。
  他の誰でもなく、君たちでなければ、私たちはこんなに頑張れていませんでした。君たちが普段の生活の中で見せる、弾けるような笑顔、自然と掃除や荷物運びなどを手伝ってくれる優しさ、行事、試合、入試に向けて昼夜、場所を問わずがむしゃらに頑張る姿があったから、私たちはそれに応えようと頑張ることができたのです。君たちと出会い、共に過ごすことができて、本当に良かった。

  かけがえのない3年間を本当にありがとう。できればずっと、側にいてあげたいけれど、できればずっとずっと君たちの成長を見届けたいけれど、今日で一旦、お別れです。
  これから先、いろいろな局面が待ち受けていますが、夢を忘れず、信念をもって力強く歩み、社会で活躍されることを心から祈っています。くれぐれも、体には気をつけて。また会いましょう。

  以上、K3学年を代表しての挨拶とさせていただきます。

2018年3月3日 K3学年部長 多田 鉄人