SUMA GAKUEN
学校法人
須磨学園
  • HOME
  • 2017年度 中学卒業式 卒業生代表 誓いの言葉

2017年度 中学卒業式 卒業生代表 誓いの言葉

 2015年4月、僕たちは新しく始まる学校生活への様々な期待や不安を胸に須磨学園中学校に入学しました。あれから3年、僕たちは今日この中学校を卒業します。素晴らしい同級生たちとともに過ごしたこの3年間は、一つ一つを思い返すと本当に内容が濃く、充実したものでした。

 学習面では、年々難しくなり、また覚えることも多くなっていきましたが、この学校独自の取り組みであるPMTMを活用しながら乗り切りました。また、行事や部活動では、多くのことを学びました。文化祭・体育祭では特に合唱コンクールや応援合戦などで団結することや努力することの大切さを学びました。サマーキャンプやウィンターキャンプでは団体行動の難しさや規律を守ることの大切さ、下級生の見本となる上級生としての在り方などを学びました。海外研修旅行では、交流会で全く話せなかったり、聞き取れなかったりして自分の英語の拙さを感じたり、ベトナムはバイクが多い、アメリカは全てにおいてスケールが大きいなど、実際にこの目で各国の特徴を学んだりすることができました。僕はこのような貴重な経験を中学生のこの時期にすることができて本当によかったと思います。
 また、このような経験をさせてくださった方々やささえてくださった方々、時には優しく、時には厳しく僕たちが進むべき道を示してくださった理事長先生、何かあるごとに自らの豊富な人生経験から貴重な話をユーモアも交えつつしてくださった学園長先生、僕たちを第一に思って常に行動し指導してくださった先生方、何があってもいつも温かく見守ってくれた家族・・・たくさんの方々が僕を支えてくれました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

 また、12期生の皆さん。僕は皆さんのおかげでどんなにつらい時も乗り越えることができました。また、時にはふざけたり、勉強や部活動で切磋琢磨したり、研修旅行で教科書やテレビでしか見たことのない景色を直接見たりするなど皆さんとともに楽しい思い出をたくさん作ることもできました。この3年間がこんなに充実していたのは皆さんがいたからこそです。本当にありがとうございました。
 ところで、皆さんは3年前の入学式の誓いの言葉は覚えているでしょうか?その中では学校生活で「なりたい自分」を見つける、ということが言われていました。皆さんはすでに「なりたい自分」は見つかりましたか?僕たちは4月には高校生になりますが、見つかっていない人は、まずは「なりたい自分」が何であるかをじっくりと考えましょう。そして、見つけたらその目標に向かって精進を重ねていきましょう。そのために待ち受けているであろう幾多の困難を乗り越えていける強い信念、より自覚のある行動、またみんなで協力することが必要不可欠です。僕は個性豊かな12期生の皆とともに、協力しあいながら、“To be myself,…” なりたい自分になるためのさらなる努力を積み重ねていくことを誓います。

2018年3月17日 卒業生代表 田中 仁一郎