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2016年度 高校卒業式 K3卒業生代表 答辞

 冬の寒さもようやく和らぎ、穏やかな春の兆しが見られるようになりました。ご来賓の皆様、理事長先生、学園長先生、先生方、保護者の皆様、お忙しい中足を運んでいただき、卒業生一同、感謝しています。

 期待と不安を胸に須磨学園の門をはじめてくぐったときから、早くも3年が経ち、卒業のときを迎えました。めまぐるしく過ぎていった須磨学園での日々は非常に充実したものでした。体育祭や文化祭、研修旅行などの行事はもちろん、日常生活もすべてが大切な思い出です。このように感じることができるのも、PMTMを活用し時間管理をしっかりできたから、TBMやPQRSで自分を見つめなおす機会があったからだと感じます。

 卒業にあたり、感謝の気持ちを伝えたい人がたくさんいます。
 はじめに、理事長先生。いつも暖かいまなざしで私たちを見守ってくださり、時にやさしい声かけをしていただきました。学園のお母さんのような存在で、いつも私たちの心に安らぎを与えてくださったこと、心から感謝しています。
 学園長先生。節目ごとにお聞きする言葉は、最初に聞いたときは難しく感じることもありましたが、次第に、本当は深くて、私たちの世界を広げ、今後の人生にも活かせると思えるものばかりだと理解できるようになり、私は学園長先生のお話がいつも楽しみでした。尊敬する学園長先生のお言葉を胸に、卒業生一同、今後とも精進致します。
 そして先生方。ひとりひとりのことを本当に大切に思ってくださいました。授業や講座、個別指導では点をとってほしい、合格してほしい、勝負に勝ってほしいという熱意がひしひしと伝わり、その期待に応えようと私たちも自然に主体的に学ぶことができました。毎日課題に週末課題、朝学、昼学、夕学、模擬試験の対策、毎回の授業の確認テストなど、3年間でいただいたプリントの量は驚くほどで、そのひとつひとつが目標達成のために欠かせないプロセスであったと思います。きついと思ったこともありますが、この積み重ねが私たちの本番でのゆるぎない自信になりました。生活面では、厳しい指導も今ではいい思い出で、私たちが立派な大人になるために不可欠なものであったと感じます。先生方の学習面、生活面のきめ細やかなサポートなしには、私たちの学園生活は成り立たなかったことでしょう。本当にありがとうございました。今日の私たちの姿が少しでも恩返しになっていれば、と思います。
 事務局の皆様、食堂の皆さん、警備員のおじさん、清掃員の方々、そのほか多くの方々のサポートのおかげで私たちは安心して快適な学校生活を送ることができました。本当にお世話になりました。

 在校生の皆さん、先程はすばらしい祝辞をありがとうございました。部活動や行事での私たちの姿は皆さんの心にどう映っていましたか。私たちを信じてついてきてくれたこと、卒業生一同心から嬉しく思っています。皆さんはいろいろな思いをもって学校生活を送っていることと思います。今先輩として言えることは、卒業まで本当にあっという間だということ。そして毎日を大切に、丁寧に、目標に向かって全力で進んでいってほしいということです。悔いの無い高校生活になるよう、日々を過ごしてください。そしてこの須磨学園をますます盛り上げていってください。
 同級生のみんな、いよいよ卒業ですね。自信と誇りをもって今日この場所に一緒に立てていることを心から嬉しく思います。文化祭や体育祭のときには共に全力で盛り上がることができるみんなが大好きです。私も負けていられない、と思える最高のライバルであり、同い年だけれど尊敬できるところもたくさんで、これからもつながっていたいかけがえのない存在です。これから別々の道を進むことになりますね。さびしい気持ちもあるけれど、この学年の絆がみんなの心にずっと残っていてほしいなと思います。

 最後に両親へ。生まれてからずっと迷惑をかけてばかりで、受験勉強中はお手伝いも免除してくれて、高校生の期間が一番苦労をかけたと思います。ネガティブになりがちな私をいつでも明るく励ましてくれたお母さん。毎日のお弁当をありがとう。休日の送り迎えやテスト後のご褒美など細やかな気配りで支えてくれたお父さん。普段は言えないけれど、言葉では表せないほど感謝しています。本当に、本当にありがとう。
 加えて、おじいちゃん、おばあちゃん、そして兄弟へ。何かと私を優先してくれて、応援してくれてありがとう。そのやさしさのおかげで私はひとりじゃない、と安心して勝負に挑めました。これからはもっと家族と過ごす時間を大切にしようと思います。今になって、自分がどれだけ幸せだったかが実感できます。必ず恩返しをするので、見守っていてください。

 本日、私たち卒業生は須磨学園で身につけた知識や精神を糧に、須磨学園の卒業生としての誇りを胸に「なりたい自分」へむけて次の一歩を踏みだすことを誓います。

 最後になりましたが、心からの感謝の気持ちとともに、須磨学園のさらなる発展をお祈りし、答辞のことばとさせていただきます。

2017年3月4日 K3卒業生代表 志賀 なな