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2016年度中学校入学式 学園長 式辞

 新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。保護者の皆様、ご子息ご息女のご入学おめでとうございます。私どもに託された責任の重さを思うとき、私たちは身が震える思いでございます。これからの6年間、子どもたちの教育にまい進してまいりたいと存じます。ぜひ、安心して私たちにお任せください。

 新入生の皆さんに3つ話があります。

 1つ目は、大きな夢を持ってほしいということです。色んな夢を皆さんはお持ちだと思います。私は今年60になりますが、中学に入学したとき、自分は将来こんなことがしたい、こんな人になりたいと色んなことを思っていました。当時、私が思っていたことと今を比べてみると、今の方が当時よりも断然大きなことを自分なりにしています。しかし、自分の持っている夢以上のことはできないと思います。世界一周なんてできないと思ったら、世界一周はできません。だから、夢をいつも大きく持ってください。たとえ周りの人に笑われ、そんなこと無理だよと言われても、夢を大きく持ち続けてほしいです。そして、その夢を毎日、毎週、毎月、毎年、修正をしていってほしい。大きく修正をしてほしい。すると、気が付いたら目の前で夢は実現していると思います。

 2つ目は、夢に日付をいれてほしいということです。日付をいれずに夢を夢のままとっておけば、ずっと夢のままです。そうではなく、夢に日付をいれる、つまり何月何日までにこの夢を実現すると決めてください。夢に日付を入れると、夢は夢ではなくなって、人生の目標となります。毎週金曜日のなりたい自分になるという演習の時間に、それをしてください。

 3つ目は、嫌になっても学校に来てほしいということです。須磨学園は比較的厳しい学校だと言われております。学校に来ることが嫌になることもあるかもしれません。学校に来ることが嫌になっても、とりあえず学校に来てください。嫌になったら学校に行かなくてもいいと、保護者の方は是非おっしゃらないでほしいです。とりあえず学校に行く。学校に行って、とりあえずクラスに行く、保健室に行く、苦しいときでもぜひ続けてほしいと思います。形というのは、すごく大切で、形に疲れるというときもあると思います。

 3つのお願いです。夢を大きく持つ、夢に日付を入れる、嫌になっても学校に来る。3つを諸君らにお願いして、入学のお祝いの言葉としたいと思います。

2016年4月9日 学園長 西 和彦