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2019年度第3学期終業式 学園長訓話

 皆さん、おはようございます。

 久しぶりの学校に何を感じましたか? なつかしい。いやだ。いろいろ、ひとりひとり違うと思います。

 それはそれとして、コロナウィルスが流行っていて、こういう大変な事態になっているわけです。でも、私がコロナの話をしてもおもしろくもありませんし、インターネットの知ったかぶりの書き込みになってしまいますので、コロナの話はやめます。
皆さん、コロナに気を付けてください。

 でも、コロナウィルスが日常的に流行っている中、否が応でも毎日、自分の身体のことを考えるわけです。人間の身体、人間の身体の仕組み、人間の身体の健康をどのように保持していくのかを否が応でも考えるのですね。そこで、考えたこと、気が付いたことをお話したいと思います。

 何に興味があるのか。
 人間の身体の中で時間を感じる場所はどこでしょう。 光を感じる場所は目、音を感じる場所は耳、味を感じる場所は舌、暑さ、寒さを感じる場所は皮膚。という感じになっています。
  でも、考えみても考えみても、時間を感じる場所がありません。
お父さんが、お母さんが、お医者さんの諸君はおうちに帰って、是非聞いてみてほしい。 「人間の身体の中で時間はどこで感じるの?」
  私が今まで調べた中で人間の身体で時間を感じる場所はありません。びっくりです。

 でも、あっという間に終わってしまう授業。あっという間に終わってしまう春休み、あっという間に終わってしまう夏休み。あっという間に終わってしまうというということと、 なかなか終わらない先生の授業、なかなか終わらないお小言、色んな感じの時間の流れが、たくさんあるわけです。
  一体それはどういうことなのか。
 私の経験から言う話ですけれども、嫌ものは終わらない。 怒られ始めた時、それがたとえ、5分でも10分でも1時間くらい怒られているような気がしませんか。ところが、楽しいことはあっという間に終わってしまいます。あー、もう終わっちゃった。楽しい1時間も嫌な1時間も同じ1時間は1時間なのです。だけど、楽しい1時間はすぐに終わる。嫌な1時間は長い。

 そこで、何を言いたいかというと、この3月のお休みをどう過ごしたら良いかということです。

 皆さん、苦手な科目の勉強するのはやめましょう。自分の得意な科目の勉強をしましょう。
 そうすると、春休みはあっという間に終わります。なおかつ、得意な科目だから、もっと得意になる。そして、得意な科目がもっと得意になっていい成績になったら、余裕ができて、そうして、不得意な科目をやったら、その不得意な科目も得意になる。そういう感じになる。

 だから、まず、皆さん楽しいことをやりましょう。楽しいことをやって、時間があっという間に過ぎて、すぐに4月になると思います。そんな春休みにしてください。

 我々は須磨学園を楽しい学校にしていきたいと努力を続けます。

 お話を終わります。

2020年3月14日 学園長 西 和彦