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2017年度1学期始業式 学園長 訓話

 おはようございます。全員で集まることができる始業式はいいものです。せっかく集まってくれていますが、長い話をするつもりはなく、さっさと短く話を終えたいと思います。

 諸君らに言いたいことは、希望を持ち続けるだけではダメだということです。希望を実現するためにはどうすればいいかを、毎日ではなくてもいいから考えることが大切です。夢を持って、夢を諦めずにこつこつ毎日夢に向かって進んでいく。40年経ったら、僕の場合は夢が実現したということです。だから、諸君らに言いたい。夢を持ったら、その夢を諦めないでほしい。諦めないで夢を持ち続けてほしい。諦めた瞬間が、夢が終るときです。だから、諸君一人ひとりに夢があると思いますが、その夢を大切にしてほしい。
 もう1つ言いたいことは、夢は小さくしていってはいけません。「大阪大学に行きたいけど、神戸大学で良い、大阪大学はムリ。」これは違う。大阪大学に行きたかったら、大阪大学に行くという夢を諦めてはならない。でも、東大に入れない学力の人が、東大に入りたいと受け続けるのは無茶なことです。自分の学力をしっかり調べて、自分はどこにいけるのかということを認識する必要はあります。では、どこら辺で夢を止めておけばいいのか。それは2ランク上です。1ランク上はみんながいつも狙っています。だから、自分の実力の2ランク上を狙ってほしい。1ランク上はちょっと頑張ればできる。神戸大学に行きたい人は大阪大学には頑張ったらいける。そうではなく京都大学を狙ってほしい。大阪大学に行けると思ったら狙うべきは東京大学です。なぜそうなのかは、僕の生きてきた経験からです。実力の2ランク上を狙うということは、僕の今までの人生の経験から出てきた言葉として、理屈はともかくそれを信じてほしい。

 4月の最初にあたって、TBMをやります。是非皆さん、そこで自分の2ランク上の夢を書いてください。夢は大きければ大きいほど良いです。大きな夢を書くのが怖い人はいますか。こんな大きいことを書いて先生に笑われるかもしれない。もし夢を笑った先生がいたら、僕のところまで言いつけてください。そういう先生は小一時間、問い詰めてあげます。TBMではしっかり大きな夢を書いてほしい。大きな夢をブレイクダウンして、PMTMにつなげてほしい。そういう風にすればゴール点です。高校を卒業したときにはぴかぴかではないかもしれない。諸君が50歳や60歳になったときに、須磨学園で夢は大きく持てといわれたことが良かったと絶対に思うと思います。大きな夢をTBMで書いてみてください。僕の願いです。

2017年4月7日 学園長 西 和彦