活動レポート

令和4年度兵庫県民大会少年の部

8月5日、9日に兵庫県民大会少年の部が行われました。

今大会は県総体でベスト16にはいれた選手と各校2ペア参加をできる県大会でした。本校からは6ペアが別枠、1ペアが学校枠で参加し計7ペアが試合に出ました。

結果

優勝 前田梨緒・中谷さくら

2位 杉本咲楽・望月聖那

3位 北村心暖・宮原碧海

1列目 宮原・望月  2列目 前田・中谷・北村・杉本

ベスト8 丸田梨瑚・山本歩果、上田咲乃・高谷紗英(以上2ペア校内対決で敗退)、山本響彩・山本心響

と7ペア中6ペアがベスト8入りとなりました。

3年生が高校での公式戦最後でした。3年生は5名中4名がベスト8に入りました。それぞれ悔しい思いはあると思いますが、1年生の入学当初比べると本当に成長した姿で大会を終えることができたと思います。

この学年は、コロナの出現と同時に入学した生徒のため、入学後はオンライン授業で登校もできず、6月から少しずつ登校でき部活動も行えるようになったという今までで1番スタートが遅く、様々な制限の多い中で活動した学年です。

1年生時は大会もすべて無くなり、2年生になっても大会の参加選手以外は会場に入れないという状況で、先輩の大会での姿を見て下級生は多くのことを学ぶことが今までは当たり前でしたがその当たり前が無くなった年でもありました。

私自身も指導をする上で、試合が無くなり上級生の姿を見ることができないということがこれほどまでにも大きなマイナスになるということを学びどのようにチーム作りのサポートをするべきかを考えさせられました。

生徒はそんな中でも、全国総合体に参加したい、強くなりたいという思いをもって努力を続けてきました。中学生の時は5名全員が後衛でしたが、高校から宮原・山本歩果の2名は前衛になりました。初めはボールが怖い、ポジション取りがわからない・ボレーもスマッシュもできないというスタートでした。一生懸命練習を行い、ジュニア出身で身体能力の高かった山本は1年生後半には県大会でも上位に入賞できるようになり、中学からソフトテニスを始めた宮原はコツコツ努力を行い一つ一つ技術を身につけていき、高校2年生の冬から少しづつ成果が出るようになり、冬を越えて3年生の春になってから急激に成長をしました。そして今回の県民大会ではベスト4という立派な結果を勝ち取りました。

高校から前衛になるというのは勇気のいることですが、前衛はポイントを取れたり、駆け引きのできる楽しいポジションであるということを感じながら前向きに一生懸命練習に励んだことで県上位に入賞できる前衛に成長したと思います。ここ数年は前衛は難しく、雁行陣ではなく、ダブル後衛の陣形が多く選択されるようになっていますが、この2人成績が前衛をやりたいと心では思っている選手の心の後押しになれば嬉しいと思います。