活動レポート

校外活動4「プーシキン美術館展」(13.11.9)

今年も、創立記念日に校外活動を行いました。

神戸市立博物館にて開催されている「プーシキン美術館展」を観に行きました。

また、講演会「美の王道 フランス絵画300年の流れ」(岡 泰正氏)を聞くことで、
より充実した活動となりました。

三宮駅に集合し、神戸市立博物館に向かいました。
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入館する前に集合写真を撮りました。

講演会を聞くために、整理券をもらうため40分ほど並びました。

整理券を受け取り、いよいよ鑑賞です。館内は撮影禁止です。

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鑑賞後は、講演会を聞きました。

ダヴィッド、アングル、ルノワール、ゴッホなどを授業で学習したり

アメリカ研修旅行、ヨーロッパ研修旅行へ行って、

同画家の他の作品を観たことのあるV1(高2)は特に楽しめたようでした。

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中1生には難しいところもあったようでしたが、頑張ってメモをとっていました。

講演会の後は、展示室へ戻り鑑賞を続けました。

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観終わった人から、感想を携帯で作成し、集合写真を撮影し解散しました。

+++++++++++++++部員感想+++++++++++++++


私がプーシキン美術館の作品で最も印象に残ったのは「ジャンヌ・サマリーの肖像」です。
全体的に色が可愛い感じで高校生?のような年代の美少女が描かれていたので印象に残りました。
背景からも筆の質感?みたいなのが感じられました。複製は正直欲しかったです。
また、講演会の中で説明された絵画に置ける林檎やぶどうの役割みたいなものも興味深かったです。
キリストにまつわる絵なども多く、そのあたりの神話なども面白そうだなと思いました。
(中1 部員D)


私は、セザンヌとモネの作品が好きです。
印象派の絵画は、画家一人一人が独自の画風を持っていることが理由の一つです。
また、肌ひとつをとっても青だったり赤だったり、
様々な色が混じり合っているのにそれが絵と調和していて見ていて飽きません。
きょう見た、セザンヌの「パイプをくわえた男」では、それを再認識させられました。
講演会では、非常に興味深いお話を聞かせて頂いたと思っています。
見たことのある絵画でも、その背景を知ればまた違った角度で絵を見ることができ、
それまでその絵に対して持っていた印象ががらりと変わりました。
ミレーの「落ち穂拾い」などは、農民の生活風景程度にしか考えたことがなかったのですが、
作者の境遇や願望などのことを聞いてつらそうな絵にしか見えなくなってしまいました。
絵画は見たもの、想像したものを書き出しただけではないということを今更ながら教えられた気がしました。
(高2 部員M)


今回プーシキン美術館展を見て、一番良かった事は今までの研修旅行で見れなかった絵画を見れたことです。
また、時間にゆとりがあったので一つの作品に対して細かい所まで見ることが出来ました。
ポスターに載っていた画家以外にもピカソやマティスなど聞いたことのある画家の作品があるのは意外でした。
一番印象に残った絵はルノワールの「ジャンヌ・サマリーの肖像」です。
元々、ルノワールの柔らかい雰囲気が好きだったのあるのですが、
肌をよく見るとピンクや青や緑を使っていて綺麗だと思いました。
あと、男性をメインにした作品が少なかったので「マムルーク」も印象に残っています。
初めて見たのですが男の人のターバンの模様が細かかったのと馬が凄く格好良かったです。
講演会は難しい話もあったけど、「落穂拾い」には旧約聖書の逸話が関わっていた事などが知れて良かったと思います。
(高2 部員O)


今回は、鑑賞に加えて、講演会という、とても貴重で充実した活動をさせていただきました。
私はまだ美術史を学んでいないので、少々分かりづらい所もありましたが、十分楽しむことが出来ました。
展示のコンセプトでもあるように、時代が変われば、
絵の題材も受ける印象も変わってきて、とても興味深かったです。
主に私は、19世紀の印象派の風景画や、20世紀の独特な世界観の絵が気に入りました。
特にレジェの『建設労働者たち』の迫力はよく記憶に残っています。
講演会では、絵における林檎や葡萄の意味、スケープゴートなど、
知らなかったことを沢山知るいい機会を得られました。
今日学んだことを生かして、これから学習する美術史に取り組んでいこうと思います。
(中1 部員YM)


今日のプーキシン美術館展の見学では、三百年前という、
とても昔の画家が描いた数々の絵をみることができました。
三百年前でも、油絵の具でカラフルに仕上がっていて、白色を混ぜることにより、
少し明るくして光が当たっているところと当たっていないところの区別が、
くっきりと分かったのでよかったです。
また、講演会は、一時間半の間、面白い内容の話もあったし、昔の画家たちが、
どんなエピソードをもとにして描いた絵なのかをよく知ることができたので、とてもよかったです。
この美術館展での見学により、美術に関しての多くのことや知識を知ることができたので、よかったです。
また行く機会があれば、もう一度ぐらいは、行ってみたいです。
(中1 部員HM)


講演では、美術の300年の変遷について今回の美術館展に来た絵も交えながら説明していただきました。
私は中学校で美術史についてあまり習っていなかったので(高校入学)はじめて見る作品も多く、新鮮でした。
講演をして頂いた岡泰正氏の説明はたとえなどもわかりやすくまた、
その絵に対する自分の意見なども交えながらのものだったので聞きやすく、おもしろいものでした。
肝心の作品展は、第一章から第四章に分かれており、どれも見ごたえのあるものでした。
特に私は第一部の展示が好みでした。
私は、やはり美術というと聖書の内容やそれに類するものの印象が強い性だと思いますが、
俗っぽいというか現実的というかそういう絵よりもやはり、
前者のような聖書の内容を描いた少し古い絵のほうが目を惹かれるようです。
第四章の展示については、表現が難しいですが、まるで記号化されたという印象を受けました。
正直にいうと私はそのような絵はあまり好みではないのですが、
見ているとそれらの絵には読み解く楽しさがあるように思われました。
今回の博物館展では、非常に幅広い時代の絵を見ることができ、
多彩な表現の方法の断片を学べたと思います。
また、講演会によってさらに知識を深めることができ非常に良い経験になりました。
(高2 部員F)


私が、プーシキン美術館展の作品の中で特に心に残っているのは「ジャンヌ・サマリーの肖像」です。
この絵は女の人が1人描かれています。薄いピンクのような色の背景に描かれていて、
見ていると心が落ち着きました。
髪の毛の色や肌の色、服の色など、たくさん色が使われていて、とても印象に残っています。
講演会ではいろんな絵の説明を聞くことが出来ました。
見たことがある絵の説明も聞くことが出来たので、良かったです。
(中1 部員W)


部活の校外活動で美術館にいくのは今回で2回目だったのですがなんか印象派の作品展が続いてます。
好きなんですけどね…
中世~現代のものまであって充実した展覧会だったと思いました。
講演会は今回の展覧会にきてなかった作品についてや美術用語について話して頂いて
今後美術作品を見るのに役立つものになったと思います。
これからは受験などで忙しくなって見る機会も減っていくと思うので
とてもいい機会になったと思いました。
(高2 部員N)

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ルソーの2枚ある「霊感を与えるミューズ」の1枚目を観ることができました。

いつか2枚目の作品も観たいですね、と言ってみんなで盛り上がりました。

前回の校外活動に引き続き、ルノワールは部員にとても人気があります。

でも、レジェの作品を気に入った部員もいたので、また新しい出会いがあり良かったです。

講演会では、この展覧会が「人間の表現」をテーマに企画されたものであることや、

いくつかのアトリビュートの紹介もあり、より作品に興味を持つきっかけになったと思います。

また、講演会でスライドに登場した作品を観たことのあるV1生は、後で嬉しそうに話していました。

これからも、授業、研修旅行、部活動などでもっと美術を身近なものにして

楽しんでもらいたいと思っています。(顧問)