活動レポート

美術館鑑賞会 4 BBプラザ美術館、兵庫県立美術館

10月26日(日)
BBプラザ美術館で、「あるがままに生きた画家、叫ぶ原色・ものがたる黒 タカハシノブオ」展を鑑賞しました。私たちのため特別に学芸員の方にレクチャーをしていただき、あるがままに生きた画家、叫ぶ原色・ものがたる黒とタイトルに書かれているように、指を使って激しく描く表現から、苦しい生活の中、心の底から湧きあがる魂の叫びのようなものを強く感じ取れる、印象深い展覧会でした。2度にわたる戦争の従軍の体験で、つらく、苦しく、悲しい思い、反戦の思いを表現していて、画面に多く使われている赤色は、血の色を表現しているそうです。きれいというばかりが芸術でない、と言い、「新開地のゴッホ」と呼ばれ、この人の作品を見てものづくりを始めた、という人もいます。このような作家の存在を知ることができ、展覧会は良かった、という感想がありました。
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次にBBプラザ美術館から歩いて5分ほどのところにある、兵庫県立美術館で「だまし絵Ⅱ」を鑑賞しました。
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屋上の「美かえる」がお出迎え。

2009年に開催され大人気となった「だまし絵」の2弾展です。朝からチケット売り場はすでに長い列ができていました。学芸員の方にレクチャーしていただき、展示室の中や、絵画作品の中に隠されたものを見つけるヒントなどを話していただけました。
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展示室の中は、たくさんの人が語らいながら、作品にだまされるのを楽しんでいました。作品を別の角度から見ると違ったものに見えたり、隠されたものを発見したりして、それぞれに楽しみました。自分でも作ってみたくなるような作品もありました。出口のミュージアムショップで、気に入ったものを買って帰りました。
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屋外の円形劇場では、具体美術の作家、向井修二さんや学生が、そこにメッセージを書き込むワークショップを行っていました。ユーモラスなこのワークショップの続きは来週も行われるようです。
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