活動レポート

美術館鑑賞会 3 明石市立文化博物館

2014年7月27日(日)
明石市立文化博物館で開催中の「M.C.Escher だまし絵の奇才が創る無限の世界 エッシャー100選」を鑑賞しました。
中高社会科研究部員も一緒で交流ができました。

オランダの版画家、M.C.エッシャーの作品は、美術の教科書に載っている、水が循環し続ける滝の作品など、現実ではありえない不思議な世界を描いただまし絵(トロンプ・ルイユ)で有名ですが、だまし絵に至るまでの緻密な風景画や、「平面を規則正しく分割する」作品など、エッシャーの初期から晩年にいたる創作の軌跡を紹介しています。
1

鑑賞前に、展覧会ご担当学芸員の方が私たちのために見どころを解説してくださいました。
事前に聞くと作品をさらに楽しめ、深く鑑賞できます。
2

スペインのアルハンブラ宮殿で写生したモザイク模様から発想を得て「平面を規則正しく分割する」作品の制作に熱中し、規則正しく並ぶ模様が動物などに変容(メタモルフォーゼ)していく作品がたくさんありました。他に、ありえない構造の建物や、不思議な風景や模様など、だまされるのを楽しむように、じっくり見入ってしまいました。

人の大きさを錯覚させる不思議な「エイムズの部屋」体感コーナーで記念撮影。
大きさが違って見えてびっくりです!
3

その場で小さなカードに色塗りをし、パズルのように壁に貼り付けて、最後は巨大な絵となるワークショップも行っていました。会期中毎日集まった絵がどんな巨大な絵になるのでしょうか。
4

美術の教科書に出ている作品の本物が観られる機会です!夏休みにぜひご家族、友達と何度でも訪れてだまし絵の世界を楽しんでください。
人気のだまし絵は、兵庫県立美術館でも、10月15日から「だまし絵Ⅱ」として開催します。
こちらもぜひ鑑賞したいですね。