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2026年度高校入学式 理事長 式辞

 長く、厳しい寒さが続いたこの冬でしたが、校庭の桜は、皆さんのご入学を待ちわびているかのように、今、美しく咲き誇っています。どれほど冬が長くても、春は必ずやってくる。そのことを感じさせてくれる今日という日を、私たちは大変嬉しく迎えています。

 ただいま入学を許可された須磨学園高等学校、共学第28期生337名、中高一貫第20期生142名の皆さん、ご入学おめでとうございます。
 高校から新たに入学された皆さん。そして、中学から進学された皆さん。それぞれ異なる道を歩んで、今日を迎えられましたが、今日この日からは、同じ須磨学園高等学校の生徒として、新たなスタートを切ります。私たちは皆さんのご入学を、そして進学を、心より歓迎いたします。これからの3年間、どうぞよろしくお願いします。
 また、保護者の皆様におかれましては、ご子息、ご息女のご入学、進学、誠におめでとうございます。本校の教育は、保護者の皆様のご理解とご協力なくしては成立いたしません。これからの3年間、どうぞよろしくお願いいたします。

 さて、新入生の皆さん。皆さんは今、それぞれの思いを胸に、この場にいらっしゃっていると思います。新しい環境に、期待を抱いている人もいれば、不安を感じている人もいらっしゃるでしょう。
 しかし、これからの3年間は、皆さん全員に等しく与えられた時間です。この3年間は、学習面だけでなく、人として大きく成長する時期です。この時期なくして、人としての成長はありません。私たちは皆さんに、たくましい理性と、豊かな感性と、温かい心を育てていただきたいと思っております。3年もある、ではなく、3年しかありません。皆さんの可能性は大きく広がっていますが、時間は有限です。だから、どうか今、決意をなさってください。自分は頑張る、努力をするという決意です。目標は高く掲げる方がいいと思います。高い目標があるからこそ、日々何をすべきかというのが見えてきます。なんとなく過ごす3年間では、自分の望む未来にたどり着くことはできません。
 須磨学園のテーマは自己実現です。「なりたい自分になる」という言葉を掲げています。なりたい自分というのは、自分で決めることです。しかし、それは自分一人で完結することではありません。社会の中で、どのように人と関わり、どのような役割を果たすのか、それを考えてこそ、本当の意味での自己実現だと思います。本校が皆さんに求めるのは、主体的な学びです。与えられるのを待つだけでなく、自らつかみにいく。その姿勢を大切にしてください。

 さて、3年後、皆さんの多くは大学入試に挑むことになります。その頃の入試は、さらに大きく変化していると思います。問われるのは、単に知識の量だけではありません。考える力、経験を言葉で伝える力、そして、他者と協働する力。何より、高校生活をどのように過ごしたかが問われます。探究活動も、部活動も、日々の学びも、すべてが皆さんの蓄積、経験となります。形だけではなく、自分の言葉で語れる経験を積み重ねてください。もちろん、学力は大前提です。机に向かい、知識を積み重ねる努力は欠かせません。
 その上で知識をどう使うか、どう深めるかが問われる時代です。社会が常に変化して、皆さんに求められる力も、それに従ってさらに変わっていくことと思います。その変化に対応できるのは、主体的に学び続ける人です。皆さんの前には広い世界が広がっていて、そしてこれから皆さんが登る山は、決して低くはありません。しかし、その山を登る過程こそが皆さんを成長させ、より高く登れば、見える景色はより広がります。3年後卒業されるときに、皆さんがどのような景色を見ているのか、それを心から楽しみにしております。

 それでは、みんなで張り切ってスタートいたしましょう。

2026年4月4日 理事長  西 泰子