V2学年を代表してご挨拶申し上げます。
保護者の皆様、本日はご子息・ご息女のご卒業、誠におめでとうございます。心よりお慶び申し上げます。また、これまでの学年運営に対し、多大なるご理解とご協力を賜りましたことを、この場をお借りして深く御礼申し上げます。
皆様は、まさにコロナ禍のただ中でお子様をここまで立派に導いてこられました。学校への登校が制限される日々からはじまり、学校行事にも変更が相次ぎました。大きな戸惑いと不安を抱えていらっしゃったことでしょう。
私たちの側でも、イレギュラーな対応が続き、無理なお願いをせざるを得ない場面も多々ありました。入学式が中止になったり、オンライン授業のためにご家庭の通信環境を整えたり、リビングが急に「教室」に変わったりするような日々があったはずです。三度の海外研修旅行は、学年にとって大きな挑戦であり、高いハードルでもありましたが、無事に実施し世界を巡る学びを経験することができました。いろいろとご負担もおかけしました。あらためて感謝申し上げます。
さて、卒業生の皆さん。卒業おめでとう。今日この瞬間を迎える皆さんの姿を見ていると、さまざまな記憶がよみがえってきます。
この6年間、多くの戸惑いや制限から始まった中でも、皆さんは前を向いて歩き続けました。行事や研修旅行では表情を輝かせ、学習面でも地道に努力を積み重ね、そして仲間と支え合いながら今日の日を迎えました。皆さんのその歩みを、学年団全員が誇りに思っています。
今日この日を迎えることができたのは、もちろん皆さん自身の努力によるものですが、ご両親のおかげでもあります。皆さんが今日の式に笑顔で立てるように、見えないところで支え続けてくれたご両親への感謝を、どうか今日このあと、素直に言葉にして伝えてほしいと思います。
これから皆さんは、本当の意味で「自由」になります。
その日にすることも、時間の使い方も、人間関係も、いつどこで何を学ぶのかも、選択はすべて自分次第になります。自由という言葉は軽やかに響きますが、その裏側には、当然、責任がついてまわります。選んだ道が間違っていたと感じることもあるでしょうし、思いがけない失敗に足をとられる日も来るかもしれません。しかし、そういう「自由」こそが、これからの皆さんの可能性の源になるのです。
「to be myself」 をモットーに皆さんは学校生活を送って来ました。でも「本当の自分」が、今の段階で見つかっている人はごく少数だと思います。これから、自由な日々を送る中で、これから出会う人、経験すること、成功や失敗、その一つひとつが皆さんの「自分」を形づくっていきます。
人生はまっすぐな道ばかりではありません。回り道、寄り道、立ち止まること──そういった時間の中にこそ、大切な発見があることも知っていてほしいと思っています。
これから先、迷ったり、悩んだり、「どう進めばいいか分からない」と思うときも来るかもしれません。そのときは、一人で抱え込んだり、変に大人ぶったりせず、いつでも相談に来てくれたらと思っています。卒業したからといって、皆さんとの関係が終わるわけではありません。むしろ、皆さんと私たちが本当に一対一の人間として向き合う関係は今日から新たに始まります。
卒業生の皆さん。
どうか、自分を信じて、胸を張って歩いていってください。皆さんの未来が明るく実り多いものとなることを、心から願っています。
以上、V2学年を代表しての挨拶とさせていただきます。
2026年3月1日 V2学年部長
