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2026年度高校入学式 高校校長 式辞

 本日はあいにくの空模様ではありますが、雨粒の光る満開の桜が、祝福するかのごとく皆さんをお迎えしました。新入生の皆さん、須磨学園へのご入学、誠におめでとうございます。教職員一同、心より皆さんを歓迎します。  

 保護者の皆様、ご子息・ご息女のご入学、誠におめでとうございます。心よりお慶び申し上げます。今後の須磨学園の教育活動におきまして、皆様から多大なるご理解・ご支援を賜りますことを、この場をお借りしてお願い申し上げます。  

 さて新入生の皆さん、義務教育を終えて、これから新たにこの丘の上で、晴れて高校生活をスタートさせる皆さんが、この学園生活の中で活き活きと「なりたい自分」を追求するために、失敗を恐れず、あらゆることに果敢に挑戦してくれることを期待しています。何事も、「失敗したら終わり」などと考えていてはいけません。失敗=努力が報われなかった、などという考えは絶対にやめてください。私は、努力で手に入るのは、まずは成功の前に「成長」だと思います。その過程には数々の失敗はつきものです。むしろその経験が必要なのです。誤解を恐れずに言いますが、皆さん、思い切ってたくさん失敗してください。それこそが挑戦の証です。挑戦するために目標を立ててください。そのためにたくさん考えて、たくさん向き合ってください。それらの経験の先にある未来にこそ、真の成功がもたらされるのだと思います。  

 有名なドイツの理論物理学者、アルベルト・アインシュタイン氏は、失敗についてこのような言葉を残しています。 ―『失敗や挫折をしたことがない人とは、何も新しいことに挑戦したことがないということだ』― という言葉です。 まさに私たちの背中を押してくれるいい言葉ですね。  

 そしてあの有名な発明家のトーマス・エジソン氏も、たくさんの偉大な発明の陰に数えきれない失敗があったと言います。しかし彼は失敗についてこのような名言を残しています。 ―『私は失敗しても決して失望などしない。なぜならどんな失敗も新たな一歩となるからである』―という言葉です。まさに失敗は未来の糧となることを思わせてくれる前向きな言葉だと思います。さらに少し角度を変えてこのような言葉も残しています。 ―『(10,000回うまくいかなかったとしても)私は失敗とは思わない。「これではうまくいかない」という10,000通りのやり方を見つけただけだ』― という言葉です。それこそ‘超’が10,000個つくぐらい前向きでいいですよね。  

 ただここで念を押したいのは、失敗を重ねていけば、自然に成功へ近づくというわけではないということです。本校学園長のご盟友でもある、あの有名なマイクロソフト創始者のビル・ゲイツ氏は、― 『成功を祝うのはいいけど、失敗の教訓を心に留め置くことの方が大切なのだ』― という言葉を残しています。「失敗は成功のもと」という伝統の格言は、失敗した時に「何がいけなかったのか」「今後どうするべきか」に向き合って、真摯に考えることが前提となります。反省点と改善点を整理し、貴重な挑戦と失敗の経験を糧として、未来の成功に結びつけるために前を向く意識が求められます。ただ失敗を経験すれば成長するというわけではなく、次にどう繋げるかを考えられる人が成功に近づくということを忘れてはいけません。

 このように考えることができる人であれば、自らの失敗や負けといった大切な経験を悲観的に捉えたり、無駄なこととして目を背けたり、頑張っている人たちの挑戦や失敗をあざ笑ったり、それらに対して無責任な誹謗中傷の言葉を浴びせたりするようなことはないのだろうと思います。皆さんにはぜひ、うまくいかない自分をあきらめずに励まし、苦しんでいる人を温かく励ますような心がけを育んでくれることを心から期待しています。 

 最後になりますが、皆さんの入学するこの須磨学園はパワースポットなのです。今後折に触れて皆さんにその数あるパワーの源を紹介していきますが、本日はそのうちの一つをお伝えします。須磨学園の玄関横に、建学の精神『清く・正しく・たくましく』という言葉が刻まれた校祖の像があります。須磨学園が創立100周年を迎えた2022年の記念事業の一環として、現在の場所に移設されたのですが、まさにこの場所です。ここパワーがすごいですよ… ぜひ今日の帰りに校祖像とその言葉を目と心に焼きつけて、今日の門出の日の思いを胸に刻んでおいてほしいと思います。私たちは、将来皆さんが、清く・正しく・たくましい人として、「なりたい自分」になって、社会や世界で大いに躍動する日を楽しみに、この高校生活においてその礎を築くことができるよう、様々な機会を通して、皆さんが前向きに学園生活に挑む姿を、そして失敗に向き合う姿を、全力で支えていくことをここに誓います。それでは3年間どうぞよろしくお願いします。

 以上私からの式辞とさせていただきます。  

2026年4月4日 高校校長  堀井 雅幸