桜の花が咲き始め、春の暖かい日差しを感じる今日の良き日、私たち中高一貫１８期生１５８名は、須磨学園高等学校への入学の時を迎えました。本日は私たちのために、このような素晴らしい式を挙行していただき誠にありがとうございます。

　私たちは今日から高校生としての新たな道を歩み始めます。
　ちょうど一年前、転入生として須磨学園の一員になりました。初めは多くの不安があったものの、たくさんの人に親しくしていただき、支えられてきました。仲間も増え、幾つもの行事を通して絆を深め合うことができました。アメリカ研修旅行では現地の高校を見学させてもらい、こんな世界もあるのだ、と新しい考えを持つことができました。私にとって中学校生活最初で最後の一年はとても濃く、充実したものになりました。１年間支えてくださった先生方、友達、家族にはとても感謝しています。

　この３年間では、今日一緒に入学した共学２６期生の皆さんをはじめ、新しい友との出会いがあり、行事、学校生活を通してより一層絆を深め、学習面でも生活面でも充実した高校生活を送りたいと思っています。高校生活においても、周りへの感謝を忘れず、挑戦を恐れず、自分自身と向き合いながら向上させていきます。決して楽なことばかりではないかもしれませんが、仲間と励まし合いながら困難を乗りこえ、常に前向きに取り組んでいきたいです。そして、互いに高め合いながら、助け合い、成長していきます。

　高校生という節目を迎え、自分の行動に責任を持つことが求められます。どんなに些細な事でも誠実に取り組み、思慮深く、思いやりのある人間になれるよう精進していきたいです。
　世界各地では自然災害が起こり、穏やかに暮らすことができない人も多くいます。当たり前でないこの日常に感謝しながら日々を過ごしたいと思います。

　 最後になりましたが、理事長先生、学園長先生並びに諸先生方、これからもご指導の程、よろしくお願い申し上げます。
　私たちは今日から３年間、多くのことに恐れず挑戦し、素晴らしい仲間と共に切磋琢磨し、努力し続けることをここに誓います。

2024年4月6日　S2入学生代表　　栗山　拓