まことに僭越ではございますが、新入生の保護者を代表致しまして、一言ご挨拶申し上げます。
皆さんを祝うかのように咲き誇る満開の桜と暖かな日差しの中、このような素晴らしい入学式を執り行って頂きましたこと、理事長、学園長をはじめ、諸先生方、そしてご来賓の皆様方に心から感謝申し上げます。

六年前、体の半分はあろうかというランドセルを背負い、教科書の重さでおぼつかない足取りで登校していった子どもが、先日の卒業式で見せた表情は何かひとつ階段を上ったといいますか、ちょっと大人びた印象を受けました。
その一方で今日、着なれない少し大きめの制服を着て、何度もネクタイを結び直す姿を見ると、まだまだあどけない部分を見つけて微笑ましくも思っておりました。

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
to be myself,…　素晴らしい言葉だと思います。
皆さんの目の前には数限りない可能性が広がっています。
なりたい自分になるため、なりたいものを見つけるため、この６年間で深く考え、悩み、恐れずに何度でも挑戦してください。そして迷った時には遠慮なく周りに頼ってください。
きっと今まで見えなかった、見逃していた世界が広がっていることに気づくことと思います。 これからの６年間で、子どもたちは大きく成長するかと思います。
そして同じぐらい大きく悩むこともあると思います。
この多感な時期は親としても難しい時期になることもあろうかと思いますが、子ども達を温かくサポートしていきたいと思っています。
先生方におかれましてもより良い方向に導いてくださいますよう、重ねてお願い申し上げます。

結びに当たり、須磨学園の益々のご発展と、ここにお集まりの皆様のご健勝を祈念いたしまして保護者代表の挨拶とさせていただきます。本日はありがとうございました。

2024年4月6日　保護者代表　林田 淳一