K3卒業生代表 答辞

 まだ寒さが残る中にも、春の訪れが感じられるこの良き日。本日は僕たちK3学年409名の卒業生のためにこのような盛大な式を挙行してくださりありがとうございます。 また理事長先生、学園長先生より心にしみる励ましのお言葉をいただき、心から感謝申し上げます。

 3年前、この体育館で挙行された入学式がつい昨日のことのように思えるほど、須磨学園では充実した日々を送ることができました。 そのような生活を送ることができたのもPM・TMの活用、また各先生方の支えがあったからだと思います。
 理事長先生。理事長先生はいつも僕たちのことを気にかけ、笑顔で暖かく接してくださいました。
 学園長先生は節目ごとにお話をしてくださり、僕たちの気を引き締めるとともに、新たな発想を与えてくださいました。
 そして、担任の先生。自らの経験を交えた楽しいお話で僕たちの受験に対する緊張をほぐすとともに、ときに厳しく指導してくださることでとてもいいコンディションで受験を迎えることができました。
 この学園のすべての先生が僕たちのことを考え、熱心に指導してくださったからこそ僕たちは今日この場に立つことができています。 ここを巣立ち、自らの目標に向かっていく途中でどんな困難があっても、須磨学園での生活を思い返せば乗り越えていけると信じています。
 そしてクラスのみんな。僕は、普段は明るくふざけることの多いクラスでも文化祭や体育祭などの行事ごとになるとまとまって行動するクラスの雰囲気がとても好きでした。それぞれの長所を生かしながら、一致団結し行事を成功させることができたことは僕の人生の大きな宝物です。これから別々の道を歩むことになりますが、時には連絡を取り合いながらそれぞれの道を頑張って進んでいきましょう。本当にありがとうございました。

 僕の一番の思い出は部活動です。硬式テニス部の活動を通して、本当に多くのことを学び、精神的にも身体的にも成長することができました。部活と勉強を両方こなすのは大変に感じることもありましたが、部活をやめようと思ったことは一度もありませんでした。顧問の先生に熱心な指導の下、仲間と切磋琢磨しながらテニスをする時間は本当に大好きでした。テニスをする時間は本当に大好きでした。特に部内戦は仲間のプレーを発見したり、自分の苦手なことを再確認したりして、チーム全体の実力を向上させる良い機会でした。この中まで最後まで部活を続けたことは、最高の思い出でありこれからの僕の支えになると思います。

 両親へ。朝練ですごく朝が早い時もお弁当を欠かさず作ってくれたり、9時学で帰りが遅い時はいつもバス停まで迎えに来てくれたりと、この3年間でお父さんとお母さんにかけた苦労はとても大きかったと思います。僕のことを優先して、いつも自分たちのことを後回しにしてくれていました。家であまり話さず感謝の気持ちを伝えることもなかったですが、本当はとても感謝しています。これから、さらに負担をかけることもあるかもしれませんが、僕も家族の支えとなれるよう成長していきたいと思います。

 在校生の皆さん。先ほどは心温まる祝辞をありがとうございました。これから皆さんが、高校生として過ごす時間はあっという間に過ぎていくことだと思います。後悔のないように自分の目標に向かって毎日を有意義に過ごしてください。そして、周りにいる仲間と過ごせる時間を存分に楽しんでください。心から応援しています。

 須磨学園で過ごした日々は、僕たちの大きな財産です。須磨学園が母校であることを誇りに思い、夢に向かって真っすぐ進んでいくことを誓います。

 最後になりましたが、僕たちに関わってくださったすべての方に改めて感謝の気持ちを述べるとともに、須磨学園のますますのご発展をお祈りし答辞の言葉とさせて頂きます。

2016年3月5日 K3卒業生代表 渕 将徳