学園長 訓話



 おはようございます。

 1学期の終わりにあたってのお話ですが、須磨学園だけ7月の終わりの方まで授業をやって、2学期は8月末からスタートして12月の終わりまでやって、3学期は1月から3月までやっています。休みが少ないじゃないかと思うかもしれません。確かに他の学校はそんなに長く授業をしません。しかし、我々は長期間授業をする。なぜか。それは、勤勉であるということが我々に与えられた最後の手段、究極の手段であるからだと思っているからです。日本はこの70年間、大変な回復と成長をしてきました。これからもそういう国であってほしいと思います。西洋諸国は夏は休みをとっています。私は日本がもっている素晴らしい伝統、素晴らしい考え方の中に休みの日は休むが、そうでなければ休まずに働く、一生懸命働くという勤勉さということがあると思う。それをどんなに豊かな国になっても、それを忘れずに続けていってほしいと思っています。

 夏休みは一ヶ月しかないですが、その短い休みも特別授業とか特別講座とか色んなことでとられてしまう。だから、夏休みを大切にしてしっかりそれぞれの考える夏休みにしてほしいと思います。遊ぶにも考え、計画をたて、スケジュールの調整をすべきです。いわゆる遊びのPM、TMをしっかりやってもらうことで、夏休みの一ヶ月が二か月分の遊びにすることができると思います。しっかり遊ぶためにしっかりPM/TMをたててほしいと思います。

 いい夏休みにして欲しいと思います。危ないことは避けて、安全に気を付けて楽しい時間を過ごしてください。

2015年7月25日 学園長 西 和彦