入学生代表 宣誓


 桜の花が咲きほこり、暖かい春の日差しが降りそそぐ今日、私たち12期生122人は須磨学園中学校の一員となりました。 本日は私たちのためにこのようなすばらしい入学式を開催して頂き、ありがとうございます。 そして、私たちを温かく迎えてくださった先生方、先輩の皆様、学校関係者の皆様、支えてくれた家族に心から感謝しています。

 今日から私たちの中学生としての生活がスタートします。 中学生になると自分で考えて行動しなければならなくなります。 そして自分の言葉、行動に責任を持たなければならなくなります。 これらに、中学生になった私たちへの期待が込められているのだと思います。 つい先日まで小学生だった私たちがその期待に応えられるか、新しい生活に順応できるのか不安な気持ちもあります。 しかし、須磨学園でのユニークな授業や世界一周旅行、平和学習やキャンプ、芸術鑑賞会など、仲間との新しい生活でどんなことが待っているのだろうと、期待と希望で胸がいっぱいです。

 昨今、テニスプレーヤーの錦織圭選手が世界的に活躍しています。 その錦織選手は、小学校の卒業文集に「夢は世界チャンピオンになること」と書かれています。 錦織選手は幼い頃からはっきりとした「なりたい自分」を見つけていたということです。 そして、幼い頃から「なりたい自分」を見つけていたからこそ、それに向かって努力できて、今のような素晴らしい選手になれたのだと思います。
 私は「なりたい自分」をまだはっきりとは見つけられていません。 でも、この須磨学園で学んでいく中であせらず、ゆっくりと「なりたい自分」を見つけていきたいと思っています。 そして、私たちそれぞれの「なりたい自分」になった姿を6年後お見せできるように、仲間と共に努力し、全力で学園生活を送ることをここに誓います。



2015年4月4日 入学生代表 森光 愛梨