V2/K3学年部長 挨拶


 V2・K3学年を代表いたしまして、ご挨拶申し上げます。

 保護者の皆様、本日はご子息・ご息女のご卒業おめでとうございます。 高等学校の3年間、学校の教育方針、学年運営にご理解とご支援を賜りましたことに感謝しております。心よりお祝いとお礼を申し上げます。

 卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。 晴れ晴れとした皆さんの姿を見ることができて、本当にうれしく思います。 入学以来、うれしいことや楽しいことばかりではなかったと思いますが、最終的にはそれらを乗り越えて今日の日を迎えることができました。 入学式の時に見た姿から、随分と成長したことを実感し、感動しています。

 卒業式での理事長先生のお話、学園長先生のお話、卒業生代表の答辞の中で、共通するキーワードがありました。それは「感謝」です。 卒業式は高校生活が終わったという人生の1つの節目でもありますが、周りの人に感謝をする日でもあります。 この3年間を振り返ってみてください。皆さんが今日の日を迎えることができたのは決して皆さんだけの力ではないはずです。 多くの方々の支えがあったからこそです。

 そこで、高校生最後の宿題を出します。宿題をしたかどうかの確認はしませんが、今日必ずやってください。 それは、「家に帰ったら家の人にお礼を伝える」です。3年間、いやこれまでの18年間の人生を支えてくださったことに感謝してください。
 これからの人生では、今までに体験したことがないぐらいの辛いことや苦しいことに直面することもあります。 そして、それを乗り越えるために周囲の多くの人が皆さんを支えることになると思います。しかし、それは決して当たり前なことではありません。 人に感謝できる人ほど、周囲からの多くの信頼を得ることができるからです。どうかこれからの人生の中で、感謝の気持ちを忘れないでください。

 そして、今日は皆さんにもお礼を言わなければなりません。この学年を支えてきた力の中に皆さんも含まれているからです。 仕事でどんなに辛い時、どんなに苦しい時でも皆さんの笑顔や何事にも真剣に取り組む姿が支えになり、励みになり、困難を克服することができました。 皆さんの支えがなければ、今日の良き日を迎えることができなかったと思います。ありがとう。

 「会うは別れの始め」という言葉の通り、皆さんに出会ってから、一緒に過ごせる楽しさがありましたが、いつか別れの時があることを覚悟しながら過ごしてきました。 今、別れの時がきました。もう、皆さんに教えることはできませんが、これからも体に気をつけて、素晴らしい人生を歩んでください。さよなら。また会いましょう。



2015年3月1日 学年部長 淺尾 浩史