早朝、大きなスーツケースを持って集合し、バスで関西国際空港に向かいました。どんな研修旅行になるか、みんなわくわくしていました。

空港では、きれいに整列して移動をスムースに行うことができました。

出発式を行いました。理事長先生からは、海外でしっかりと見てくること、ありがとうをあらゆる場面で伝えること、というお話がありました

その後、生徒代表挨拶と学年部長から諸注意がありました。健康管理をしっかりとし、良い研修旅行にしましょう。行ってらっしゃい。

機内では音楽を聴いたり、映画を見たり、読書をしたりと思い思いに過ごしました。

機内食も楽しみのひとつです。ポークかチキンを選んでいただきました。

台北に到着後、台湾大学を見学しました。校内にはヤシの並木があり、建築は日本人によるものです。散策をしました。

故宮博物院を訪れました。有名な翠玉白菜と、肉形石は、日本での展覧会から戻ったばかりで、見ることができました。

広い館内を、イヤホンでガイドさんの説明を聞きながら展示品を見てまわりました。ミュージアムショップで、気に入ったものやお土産を買いました。

宿泊するホテルに移動し夕食です。中華料理を中心としたビュッフェスタイルでした。夕食後は、翌日の学校交流会に備えて少し練習しました。

台北の校外にある蘭雅（ランヤ）国民学校に到着しました。生徒や教職員が大勢出迎えてくださり、熱烈な歓迎を受けました。

本校の生徒と蘭雅中学校の生徒とが隣り合って座り、まだお互いぎこちない中交流会が始まりました。両校が互いに記念品を交換し、生徒の出し物を始めました。

蘭雅中学校の生徒さん達の発表は、器楽演奏、武術の披露、中国ゴマの演技でした。初めて見る演技に思わず見とれてしまいました。とても素晴らしかったです。

本校からの出し物では、「私たちの日常生活」というテーマで、プレゼンテーションを行い、ダンス部がダンスを披露し会場を盛り上げ、お互いの心の距離も縮まってきました。

ソーラン節を披露しました。舞台いっぱいに広がり、心を一つに踊りました。蘭雅中学校の生徒さんも誘い、最後は一緒に「ソーラン、ソーラン」と声を合わせました。

一緒に歌ったり、笑ったりとお互いにすっかりうちとけました。次に蘭雅中学校の授業を受けました。パートナーの生徒に案内され活動場所へ移動しました。

中国ゴマの授業です。手取り足取り教えていただきました。他にも、書道、趣味数学、布の染色、家庭科、オリエンテーリングの授業を行いました。

全てのプログラムが終了しました。再集合するころには、お互いにすっかり打ち解けた様子で、色んなことを話していました。

お昼は台北の名物料理、「石鍋」を頂きました。最後の麺と雑炊まで残さず頂きました。昼食後は、飛行機で香港に移動しました。

空港に到着しました。一番遠いゲートでしたが、2列に整列して移動することができました。

ホーチミンに到着しました。空港では、明日の交流校であるグエン・ザ・ティオ中学校の方がお迎えに来てくださいました。

ベトナム戦争の証跡、クチトンネルを見学しました。始めに資料室で当時の映像を見ながら説明を聞きました。

トンネルの入り口は分かりにくくなっていました。この後、落とし穴などの罠や武器の制作現場の再現などを見学しました。

夕食はホテルで頂きました。少しずつ慣れてきて、友達同士の会話も盛り上がり、楽しく食事をすることができました。

夕食後は交流会の練習をしました。台北で交流会をしているので、客席も盛り上げ方が上手くなっていました。

明日のプレゼンテーションではベトナム語でも説明します。現地のガイドの方に発音の確認をしていただきました。

交流校に到着しました。歓迎の音楽隊やたくさんの生徒さんに出迎えていただきました。最初は圧倒され緊張していました。

交流会場入り口で記念品を手渡していただき笑顔で挨拶しました。「シンチャオ！」

学校交流は、10年もの長い間にわたっています。始めに記念品の交換を行いました。交流校の校長先生からお言葉を頂き、本校の先生はベトナム語で挨拶しました。

続いて交流校の生徒のステージがありました。日本との関係や学校の取り組み、交流の歴史を紹介され、ベトナムの音楽に合わせてダンスや演奏、伝統的な舞踊を披露されました。

須磨学園のステージの始めは学園の紹介です。ベトナムの民族衣装アオザイを着て発表する人もいました。他にもダンスを披露しました。

楽屋裏では既に交流が始まっていました。記念撮影をしたり、楽しく話をしていました。

茶道の実演も行い、校長先生に飲んでいただきました。生徒さんも興味津々に作法を見ておられました。最後はソーラン節を踊りました。

中庭で様々なアクティビティを行いました。スイカ割りに似た遊びで、目隠しをして張子のブタをたたいて割ると景品がもらえる遊びです。

他にも綱引きや、竹の棒をリズムに合わせてまたいでいくゲームなどを行いました。みんな楽しそうにゲームは盛り上がりました。

教室で個別交流を行いました。お土産を交換したり、けん玉をしたり、英会話で用意した原稿を使って日本の紹介をしました。

恥ずかしそうにしている人がいましたが、話しているうちに、和やかになってきました。あっという間に交流時間が過ぎてしまいました。

お昼はあっさりした飲茶料理をいただきました。緊張する交流会で疲れただろうと心配しましたが、料理が運ばれると、どんどん元気になりました。

午後は戦争証跡博物館を見学しました。ベトナム戦争の激しさを語る兵器や写真が数多く展示されており、班ごとに館内を見学しました。

多くの生徒の心に残ったのは、枯葉剤の影響を受けた子供の写真でした。悲惨な戦争から40年も経っていないにも関わらず、明るく、活気あるベトナムの人々の強さに畏敬の念がわきました。

空港には昨日お世話になった交流校の方もお見送りにきてくださいました。チェックインもスムーズに行うことができました。

搭乗ゲートまで移動しました。本や研修旅行のしおりを読んだりして、移動先のマレーシアに思いをはせました。

昼食は空港のフードコートでとりました。自分の力で英語で注文する初めての経験になりました。みんな食べたいものを注文することができました。

クアラルンプールタワーを見学しました。天気が悪いため遠くまでは見れませんでしが、班で自由に見て回りました。

国立モスクを見学しました。イスラム教の教えに従い、女性は専用の衣装をお借りして着ました。

最後に組ごとに写真を撮りました。短い滞在時間でしたが、イスラム教に関して知識が深まりました。

夕食はフランス料理のような魚料理や、中華料理のような野菜炒めなど様々な国の要素が混ざっていました。

食後は学年部長の先生から今後の連絡を聞きました。話を聞くときは、しっかりとその人の方向を見るという事が徹底できてきました。

錫の加工現場を見学しました。日本でもよく見かける錫のタンブラーを作っていました。職人さんの器用さに驚いていました。

実際に自分たちでも錫の加工を体験しました。名前を彫った後、木槌で叩きながらお椀の形にしていきました。

ヒンドゥー教の聖地、バトゥ洞窟寺院を見学しました。寺院は256段もの階段を上った先にある巨大な洞窟の先にあります。

続いて、マレーシア独立記念碑を見学しました。国旗を持つ7人のマレーシア兵士像のモニュメントがあります。

昼食はマレー風の味付けをした中華料理でした。八宝菜やチンゲン菜などの野菜の炒めものが特に人気でした。昼食後はバスでマラッカに移動しました。

始めにオランダ統治時代の建物が残るオランダ広場を見学しました。教会の内部を見学することができました。

続いて、聖ポール教会を見学しました。フランシスコ=ザビエルが亡くなった際に、一時的に遺体を安置されていた穴を見学しました。

マラッカ市内にあるレストランでニョニャ料理を頂きました。「ニョニャ」は「女性」や「お母さん」という意味だそうです。

無事に陸路で国境を越え、シンガポールで人気のマリーナベイサンズに到着しました。高級ブランドショップやカジノなどがありました。

ショッピングモールを通過し、フードコートで各自で注文し昼食をとりました。注文は英語で行いました。

注文に苦労するかと思いましたが、意外にも日本語のメニューも多くあり、好きなものを食べました。

食後は、マリーナベイサンズのスカイパーク展望台で市内を一望しました。曇りでしたが、気温は３０度あり、暑かったです。

マーライオン公園を見学しました。遠近法を利用した面白い写真を撮りしました。

お土産を買い、水辺で語らいそれぞれ楽しみました。この後は市内観光をしました