学園長 訓話



 おはようございます。1学期の終業式にあたり、夏休みを迎える心構えをお話ししたいと思います。

 夏休みに取り組む姿勢として皆さんに言いたいことは、「夏休みを楽しく過ごしてほしい」ということです。楽しく過ごすということはどういうことか。これは、楽しいことをするということにつきると思います。
 楽しい勉強をする。「勉強楽しいか」といったら「いや」という人もいるかもしれないけど、自分の勉強の中で自分が好きな科目をやってみる。そうすると楽しく勉強できるわけです。
 次に、楽しく遊ぶということです。これができないという人はいないと思います。
 3番目にやってほしいことは、お手伝いをしてほしい。お手伝いの中で楽しいと思うお手伝いをしてほしい。楽しく勉強をして、楽しく遊んで、楽しくお手伝いをする。これが夏休みの過ごし方だと思います。何もしないで、だらだら、ぐだぐだしていたら、あっという間に夏休みは終わってしまう。そういうことをしてはいけません。
 勉強が自分でできないと思う人は学校にきてください。夏休み中に冷房がきいて快適に勉強ができる場所を提供します。一日に朝9時から夕方まで勉強する必要は何もありません。朝9時から12時まで勉強するだけでいいと思います。1日に6時間も8時間も勉強しないといけないのは受験生だけです。自由に考えて計画を作るということをPM・TMを使ってやって、時間が2倍にも3倍にも有効に使って下さい。

 今日みなさんに帽子を配ります。なぜ帽子を配るのか、帽子まで制帽にするのかというと決してそういうことではありません。外に出て太陽にあたっているときだけ、帽子をかぶらなければいけないという、ただそれだけのことです。最近熱中症が増えています。昨日、大学の授業中に熱中症で気分が悪くなった学生がいました。もちろん、帽子はかぶっていませんでした。自分で自分の健康については注意してください。登校しているときに、熱い太陽にあたると大変です。

 一人ひとりの人が、自分の健康に自分で気を付けるということを忘れずに、いい夏休みにしてくれたらと思っています。8月の末に学校でお会いしましょう。

2013年7月27日 学園長 西 和彦