S2入学生代表 宣誓


 日ごとに暖かさが増し、桜も満開となり春の盛りを迎えている中、私たち中高一貫7期生は、3年間通い慣れた道を今日は気持ち新たに登校してきました。 本日は私たちのために、このような式を挙行していただき誠にありがとうございます。 S2学年の生徒を代表して感謝申し上げます。

 私たちは、須磨学園の高校生としての第一歩を今日、踏み出します。 中学生の3年間、私たちは学校生活のさまざまな場面で、周囲の方々に頼りっぱなしでした。 しかし、これからの3年間は、勉強だけではなく、挨拶を含めた学校生活、部活動、生徒会活動に至るまで、自ら考え、行動する。 自主性・積極性が、最も必要なことだと考えています。

 これからの3年間は、勉強での躓き、仲間とのすれ違いなど、さまざまな困難に直面するかもしれません。 なかなか苦境から脱することのできないスランプに陥るかもしれません。 しかし、私たちはそれらの困難から目をそむけず、きっと、乗り越えていきます。

 社会に出ていく準備をするのもこれからの3年間です。 今の私たちではまだ、社会に出ても何もできないことでしょう。 2月に訪れたアメリカでも、私たちの英語力では伝えたい思いとは裏腹に、意思疎通もままならないということを痛感しました。 基礎学力を身につけた後、国際化・多様化してゆく社会に対し、自分はいったい何を為しうるのかと、自らに問い続けていきたいと思います。

 3年後には、人生の中で大きな意味を持つ大学入試が待っています。 しかし、私たちには、仲間や先生方、両親、家族がついています。 仲間と楽しみながら、互いに切磋琢磨し、そして将来の道は自分たちの力で切り拓いていくことをここに誓います。


2013年4月6日 S2入学生代表 保田 弘彰