保護者代表 挨拶


 新入生の保護者を代表いたしまして、一言ご挨拶申し上げます。本日は、このような盛大な入学式を開いて頂き誠にありがとうございます。 また、理事長先生、学園長先生をはじめ、教職員の皆様には温かいお言葉を頂戴し、心より感謝申し上げます。
 先程から子供たちの真新しい制服姿を見ておりますと、ようやくまた一つ階段を昇ったという安堵感と喜びで感慨ひとしおです。

 中学受験を検討し始めた数年前に本学園のことを知り、「なりたい自分になる」という学園の教育目標と、それをサポートするために用意されているさまざまなプログラム、 そして先生方の熱心さに大いに感銘を受け、親子共々この場に居合わせることを目標として今日に至りました。 これから先6年間、子供たちはここで様々なことを学び、いろいろな経験を積んでいくことでしょう。 子供たちが「なりたい自分」になるための、知識やスキルを学び、そして高い人間性を育くむ間、私たち保護者も子供たちを見守り、支えていきたいと思います。 

 新入生の皆さん、おめでとうございます。今日から、また新たなスタートです。
 皆さんの未来を思い描くにあたって、活躍の場は私たち保護者の代よりもますますグローバル化し、なりたい自分の選択肢も広がっていることと思います。 その一方で広い世界ではより激しい競争や困難も待ち受けているかも知れません。 でも大丈夫です。 この学園で幅広い知識をはじめ、リーダーシップ力、マネージメント力、コミュニケーション力を学び、そして自ら考え行動し人生を切り開いていく力を身に着けていってください。 きっと、どんな場所でも活躍できる素晴らしい未来が待っているはずです。

 教職員の皆様、なにぶん子供たちはようやく人生の階段のほんの数段を昇ったところでございます。 悩んだり、壁にぶつかったり、何かとご指導をいただくことばかりかと存じますが、 この国の未来を担う大人へと成長できますよう、時には厳しく、時には温かいご指導とお力添えをよろしくお願い申し上げます。

 結びにあたり、須磨学園のご発展ならびに、先生方そしてご臨席の皆様のご健勝をお祈りして、私からのご挨拶とさせていただきます。


2013年4月6日  保護者代表 猪口 耕司