学年部長 挨拶


 中高一貫7期生の皆さん、中学卒業おめでとうございます。本日をもって中学校の義務教育課程を無事終了しました。 須磨学園で過ごす6年間の半分が終了しましたが、中学卒業という節目にぜひこの3年間の成長や出来事をふり返ってみてください。

 3年前の入学式から、日々課題に追われながら様々な勉強に取り組んできました。 文化祭・体育祭・合唱コンクールなどの学校行事にも取り組みました。 そして、オリエン合宿・平和学習・サマーキャンプ・ウィンターキャンプ・古都研修・海外研修など多くの研修旅行を経験しました。 この3年間の様々な経験から、皆さんは大きく成長できたと思います。これらの体験は須磨学園という私立の中高一貫の学校に通えたからです。 アメリカ研修旅行の最後に、家族に感謝し「ありがとう」と伝えてくださいと言いました。 中学卒業という節目に3年間をふり返り、もう一度お父さんとお母さん、家族の人に「ありがとう」と伝えてほしいと思います。

 次に、これから始まる後半の高校生活を迎えるにあたり、2つの話をします。
 1つ目は、限られた時間を有効に使ってほしいということです。 なりたい自分を考えるときに3年後の大学受験は大きな意味を持つと思います。 この限られた3年間をどれだけ充実させるかは、皆さんの将来を大きく左右するといっても過言ではないと思います。 中学3年間で頑張れなかった人もいると思いますが、この節目はよい機会ですから是非新たな気持ちに切り替えてください。 過去に束縛されず、新たな力で再び積み上げていってください。

 2つ目は思いやりと感謝の気持ちを持つということです。 高校は子供から大人へ移行するスタートラインです。皆さんはどのような大人になりたいですか。 信頼される大人になるということは大切なことです。そのため勉強以外に、挨拶・マナー・正しい物事の考え方や振る舞いを身につけることは当然必要です。 さらに、状況を考え周囲の人に対する思いやりを持つことや、感謝の気持ちを持つことをしっかり身につけてください。きっと素晴らしい大人に成長していけると思います。

 皆さんのこれから3年間の健闘を祈り、簡単ですが挨拶とかえさせていただきます。
 卒業おめでとう。

2013年3月16日 学年部長 荻野 太