来賓祝辞 西門義博様


 本日は学校法人須磨学園の90周年、本当におめでとうございます。心からお祝いを申し上げます。

 校祖の西田のぶ先生が裁縫学校を大正11年に創設されました。そのときは本当に少人数でありましたが、今はものすごい数で、二万数千人という卒業生を出されたことを先ほど聞いて驚いているところでございます。
 「清く、正しく、たくましく」という建学の精神、本当に素晴らしいことだと思います。自分のことになりますが、私は、「ある、なす、なる」という言葉が好きです。「ある」というのは生まれたままの姿、「なす」というのは自分を教育する、「なる」は人間になる、人と人の間をもつ人間になる。これはまさに「清く、正しく、たくましく」という貴校の建学の精神が見事に適するのではないかと思います。
 平成11年には男女共学になり、そして平成16年には中学校を作り、西先生はじめ先生方にはご苦労があったと思いますけども、本当に素晴らしい学校を作られました。また、この学校は高校の全国駅伝、そしてまたオリンピックにもなんと小林さん、三田さん、山田さんが、北京、シドニーとオリンピックにも出られていて、文武両道、まさに「清く、正しく、たくましく」という建学の精神を見事に生かしていると思います。これも、学園の同窓生の皆さま、保護者の皆さま、生徒の諸君、先生方の皆さまのご努力であったと思います。
 最後に、先ほど学園長が三つの目標を言われましたが、この目標を守って100周年、さらには次の世代へと活躍していっていただきたいほしいと思います。
 学校関係者の方々の一層のご努力を期待し、また、私学の発展のためにこれからもご健闘していただきたいと思います。兵庫私学は一つのもとに、これからも一生懸命がんばっていきたいと思いますので、なにとぞこれからもご協力よろしくお願い致します。

 これをもちまして、私のお祝いの言葉とさせていただきます。
 本当に90周年おめでとうございました。



2012年11月7日 西門 義博