誓いの言葉


 今日、私たち6期生は、中学校卒業式の日を迎えました。
 3年前、私たちは、さまざまな思いを胸に、新しい中学校生活に大きな期待を持ち入学しました。仲間と力を合わせ、数多くのことを学び、ここまで成長してきました。3年間つけ続けたマネージメントノートを開いてみると、毎日の学校生活が充実した日々であったことが分かります。

 思い起こせば、この3年間の中で、文化祭や体育祭、キャンプや研修旅行など、さまざまな行事を体験してきました。なかでも、アジアやアメリカの海外研修旅行では、たくさんのことを学ぶことができました。国により、街並みや景色が違い、それぞれ多様な文化があるこが分かり、刺激を受けました。実際に見聞することにより、視野が広がり、物事を大きく考えられるようになりました。特に印象的だったのは交流会です。中国での交流会では、お互い母国語が違うので、英語で話すことに必死でしたが、アメリカでの交流会では、少し話せるようになり、楽しく会話ができました。折り紙を一緒に折ったりおみやげを交換したりしながら、英語で話すことにより、心が通いあい、最後には友達になることができ、とても嬉しく感じました。私は、英語をもっと上手に話せるようになり、世界中の人とコミュニケーションがとれるようになりたいと思いました。私たちが、このような数多くのことを経験し、学び、成長できたのは、いつも私たちを支えてくれている人々がいるからだということにも気付きました。

 いつも私たちに寄り添い、進むべき道を示唆してくださった理事長先生、学園長先生、そして、大勢の先生方、どんなことがあっても私たちを支えてくれた両親や家族に感謝の気持ちを伝えたいと思います。本当にありがとうございます。この感謝の気持ちは、決して忘れることはありません。3年間一緒に過ごしてきた友達にも感謝しています。楽しいときも辛いときも一緒に支え合って過ごしてきました。そして、多くの思い出を作ってきました。これからの3年間も、ともに思いやり励まし合って、生涯の友となれるよう切磋琢磨してきたいと思います。

 ところで、未曾有の大災害をもたらした東日本大震災から1年が経ちました。未だに、日本は、震災からの復興やエネルギーの問題、その他多くの解決困難な問題をかかえたままです。私たちは、直接的にでも間接的にでも、この問題に取り組んでいかなければなりません。亡くなられた大勢の方に哀悼の意を表するとともに、安全で住みよい日本を作ることを約束します。

 4月からは、いよいよ高校生活が始まります。同じ須磨学園の生活ですが、中学校生活とは、意識を大きく変えていく必要があります。これからは、自分の明確な目標に向かって、進んでいきます。そして、仲間とともに、夢に向かって一生懸命がんばります。その途中には、辛いことがあったり、大きな失敗をしたりするかもしれません。しかし、どんな困難なことがあっても努力を惜しまず、時には、先生方の助言を得て乗り越えていきたいと思います。。

 "To be myself"「なりたい自分」になれるよう全力で頑張ります。
 これをもちまして誓いの言葉とさせていただきます。



2012年3月19日 卒業生代表 竹野 友梨子