学園長 訓話


 おはようございます。9月1日になりました。2学期が始まります。2学期は秋です。秋は世の中で何々の秋と言われています。この何々というのは色々なことが考えられますが、一番最初に考えられるのは勉強の秋です。勉強の秋以外に読書の秋というのも考えられます。それから、スポーツの秋というのも考えられます。それから、芸術の秋というのも考えられます。また、食欲の秋というのもあります。食べ過ぎると太ってしまいます。

 この2学期は9月と10月と11月と12月、4ヶ月あります。約120日の日があります。その中で休みの日を外して、実際に何かできる日は100日。この100日もある2学期をどう使うかということが、諸君らに問われていると思います。何も考えずに、何も計画せずに100日を過ごせば、実質は50日になってしまいます。何もしないで、ダラダラ過ごしてしまうと25日になってしまいます。それではもったいないです。

 またきちんととプロジェクトマネジメントして、それをタイムマネジメントして自分の考えたことをやる。そうすると、100日は200日になります。他の人が2学期ですることの2倍の勉強や、2倍の活動ができます。それをよく意識して、毎日の活動に取り組んで欲しいと思います。

 ここで一つ諸君らにお願いがあります。プロジェクトマネジメントを毎週する時に、タイムマネジメントを毎週する時に、諸君らは英語、数学、国語、理科、社会の勉強だけのこと、スポーツだけのことを考えてやっていませんか。2学期は是非1日に一つでいい。勉強でも無くて、スポーツでも無くて、第三の自分としてのテーマ。自分の趣味としての何かを1日に一つでいいから考えて、テーマを設定してそれを実行することをして欲しいと思います。もちろん勉強もしっかりやって欲しいけれど、スポーツもしっかりやって欲しいけれど、それ以外に何か新しいことを一つ、100回やれば2学期が終わった時に今までの諸君らと変わって、新しく何かを成し遂げて、豊かな自分になっているでしょう。この100日を200日に生かした2学期の諸君等の活躍を期待して、話を終わります。


2011年9月1日 学園長 西 和彦