V2学年部長 挨拶


 卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。

 ご家族の皆さまにおかれましてはきょうのこの日を迎えられましたことを大変お喜びのことと存じます。心からお祝い申し上げます。また、中学・高校の6年間の長きにわたり、子どもたちのためにお力添えをいただきましたことをこの場をお借りしまして厚く御礼申し上げます。

 さて、皆さん、須磨学園での6年間の生活もいよいよ今日で最後になります。私から2つお願いしたいことがあります。

 ひとつは須磨学園で6年間共に過ごした仲間を大切にしてください。勉強や運動、研修旅行はもちろんのこと、楽しかったこと、つらかったこと、笑ったこと、泣いたこと、共に語って考えたこと、いろいろとあったと思います。本当に個性的なこの仲間はいろいろな巡り合わせによって生まれたかけがえのないものです。これから歩んでいく道はそれぞれ違いますが、この仲間はこれからも皆さんの大きな宝物になることを確信しています。

 もうひとつは、どのようなことに対しても誠実であってください。これからいろいろな人に出会い、交友範囲も行動範囲も広がる中でさまざまな経験をすることでしょう。楽しいことや幸せなことがある一方で、苦しいことやしんどいことも同じぐらいあるでしょう。そういったときこそ、手を抜くことなく、自分をさらけだして、持てる力や経験をフルに働かして、丁寧に対応してください。もちろん、それでも失敗することもあるでしょう。しかし、誠実さを忘れずにいれば、必ずその先に成功につながる大きなチャンスが来ると確信しています。

 最後に、2期生の皆さんと巡り会え、共に過ごすことができたことは、私にとっても大きな宝物です。本当にありがとう。

 そして、本当にご卒業おめでとうございます。

2011年3月5日 学年部長 松本 厚史