V2学年部長 挨拶


 卒業生のみなさんご卒業おめでとうございます。ご家族の皆様におかれましては大変お喜びのことと存じます。心からお祝い申し上げます。また、お父様お母様、この6年間子どもたちのためにとお力添えを頂きましたことこの場をお借りして感謝申し上げます。

 私は、卒業生の皆さんとの6年間を振り返り、真っ先に思い浮かぶことは、海外研修旅行のことです。なかでも早朝から伊丹空港や湊川神社に無事全員集合完了したときの安心した気持ちは今も忘れることができません。

 さて、みなさん、須磨学園での生活もいよいよ終わりを告げようとしています。勉強も部活動もさることながら、多くの仲間達と生活したこの6年間は皆さんのこれから将来にとって、大切な財産となることは間違いありません。笑いもあり、涙もあり、悔しかったり、喜んだりと様々な想い出がみなさんの頭のなかを駆け巡っていることでしょう。

 私から、皆さんに伝えたいことがあります。
 それは、「常に自分を信じて今を一生懸命に生きる」ことです。 今、結果を待つ状態で、次の入試に備えている人も多いはずです。将来への不安を胸に、落ち着かない日々を過ごしているのではないでしょうか。明日以降の入試の結果がどうあれ、常に自信を持ち、自分の力を試していってください。人間は何歳になっても、自分を信じて、一日一日を大切に生きることこそが、一番大事です。

 自信にあふれた行動は、素晴らしい力を周囲におよぼします。ただし、その行為を自画自賛しすぎると、人間関係に悪影響がでます。自慢はひかえめに、心のなかで常に自信を持ってください。 社会に出ると、いわゆる教科書というものはありません。最後は自分自身なのです。ですから、どんなことでもやってみて、大いに失敗してください。失敗こそ成長のきっかけです。何事にも恐れずに果敢に挑戦してください。

 みなさん、ご卒業おめでとうございます。明日に向かって自信をもって突き進んでください!

2010年2月28日 学年部長 荒木 剛実