学年部長 挨拶


 それでは学年を代表して、一言、ご挨拶申し上げます。
 新入学生のみなさん、入学おめでとうございます。

 先ほどから、みなさんを見ていましたが、顔の表情や目がとても輝いていました。おそらく今日の日をむかえた喜びや、これから始まる須磨学園の生活への希望がそうさせているのでしょう。

 さて、今日はみなさんに2つのお願いがあります。
 1つは、今日をむかえるまでに、みなさんは大変な受験勉強を経験してこられたと思います。そして、難関で競争倍率の高い試験を突破し、みごと須磨学園生になりました。その努力や困難は11歳、12歳の子供にとっては過酷なものだったかもしれません。そのような困難を乗り越えて入学をつかんだみなさんは本当に立派だと思います。

 もちろん、君達の努力だけではなく、ご両親、友達、学校や塾の先生の協力があって成し遂げることが出来たと思います。そのような人への感謝する気持ちも大事ですが、自分に対しても「良くやった」「立派だ」とほめてあげて下さい。これからの須磨学園での生活でも、色々な事があると思います。その都度、思い出して自分をほめてあげて下さい。
 そうすれば、自信や新しい意欲、エネルギーが湧いてくると思います。

 2つ目のお願いは、これから始まる須磨学園での生活で、自分はどんなことをしたいのか、どのような須磨学園生になりたいのか、そんな目標やイメージを考えて下さい。
 須磨学園では、新しい勉強、さまざまな学校行事、研修旅行があります。君たちの知らない世界へ一緒に歩んでいくことになります。そして、様々なことを経験し、多くのものを学び、成長していくことでしょう。しかし、単に参加するのではなく、より積極的に参加してほしいと思います。それぞれの行事では、君たちが中心となり活躍できる場はいくらでもあります。6年の間に、君たちが考えた目標やイメージを実現するために、より積極的に参加してください。そうすることで、より多くの経験でき、より大きく成長出来ると思います。

 さて保護者の皆様、本日はご入学、おめでとうございます。現在、子供達をとりまく環境は複雑化し、難しくなり、危険と隣りあわせになっています。そのような状況の中、大切なお子様をあずかるにあたり、先ずは子供たちを守ることが、私たち教員の使命ではないかと考えています。

 また、そのような中で自立する子供達の事を考えれば、この6年間に、さまざまな力をはぐくむことが必要となります。私たち教員は、愛情に裏付けられた厳しい指導を行っていく所存です。

 これからの6年間、様々なことが子供達を待ちかまえています。良いことも悪いこともあります。それらを、かてに大きく成長していってほしいと思います。至らない点もあろうかと思いますが、子供達のより良い未来、より幸せな将来を実現するため、保護者様と力をあわせて、共に歩んでいきたいと思います。

 簡単ではございますが、学年からのご挨拶とかえさせていただきます。
 


2009年4月4日 学年部長 下地 英樹