理事長 式辞


 3期生の皆さん、 須磨学園中学校のご卒業おめでとうございます。
あっという間に過ぎた3年間のような気もしますが、振り返ってみると、やはり色々なことがあり、皆さんは心身共に大きく成長されました。

 色々な経験をしました。初めてのことも多々ありました。 苦しかったこと、悲しかったこと、悩んだこと。これらも貴重な経験です。 よいこと、楽しかったことだけでなく、悩んだことや苦しかったことは、必ず皆さんの将来の力になります。

 ところで、年々、時間が過ぎるのが加速していっているような気がしませんか。 年齢が上がるにつれて、1年が早く過ぎていくような気がします。例えば、私は50歳ですが、1年の重みは、50分の1の0.02です。
というように、1から、20歳までの1年の重みを積算してみました。
3.597739657、約3.6です。
1から80までの積算すると、4.965479279で、おおよそ5.0です。
20歳までの1年の重さの積算は、3.6ですから、人生のおおよそ七割のウエイトを占めています。数字だけでいうと、20歳までの時間の重さが人生80年生きるうちの7割をしめているということになります。

 どうか、時を大切に過ごしてください。

 最後に、少しだけ皆さんに警鐘をならしておきます。 中学と高校はどうちがうか。気をつけてください。
高校には留年があります。出席日数が足りない場合、定期考査の点が足りない場合、進級できなくなります。 また、高校になると次の進路を具体的に考え、準備をする期間でもあります。みなさんはこれから何にでもなれます。この区切りの時に心機一転して、新しい目標をたてて実行することもいいと思います。

 ご卒業おめでとう。



2009年3月18日 須磨学園 理事長 西 泰子