学年部長 挨拶


 学年団を代表して、ご挨拶申し上げます。
新入生の皆さん、保護者の皆様、本日はご入学おめでとうございます。
 ご縁があり、今この場で皆様方とお会い出来たこと、中学高校の貴重な6年間を共に過ごせることを大変うれしく思います。きっと、このご縁は将来忘れることの出来ないすばらしいものになると確信しております。

 さて、新入生の皆さん、よくぞ中学入試という大きな壁を乗り越えて来られました。本当に、よく頑張ったと思います。そして、様々な思いでこの入学式を迎えていることと思います。第一志望で合格してきた人、残念ながら第一志望は失敗してしまった人。いずれにせよ、皆さんは、まだ12歳にしてとても大きな経験をし、一歩成長してきたのです。人は、このような経験を繰り返して成長していくものです。失敗した・・・気にしなくていいです。むしろ、失敗経験の方が、自分をより大きく成長させます。きっと、6年後の成功には誰よりも近づいたことでしょう。いずれの人も、油断せずにしっかりと頑張っていってください。そうすれば、次の試練を必ずや乗り越えることが出来ます。

 今、皆さんは中高一貫のスタートラインに立っています。「強い願望は必ず実現する」という言葉があるように、皆さんが持つ夢や目標をしっかりと心に思い続けてください。もちろん、目標を変更することがあっても構いません。まだ、見つかっていない人はとりあえず簡単な目標でも構いませんから見つけて下さい。そうすれば、この6年間がとても充実したものとなり、実際にその夢にも近づいていくはずです。皆さんの目標に向うひたむきな努力に対して、私たちは最大限のお手伝いをさせてもらいます。確かに、時には厳しいことを言うかもしれません。また、怒ったりもすることもあるかも知れません。しかし、それは皆さんが将来自分の夢を実現するために必要なことなのです。まだ、今は分からなくても、将来、必ず分かる日がやって来ます。それは、社会で活躍する多くの先輩達が証明しています。ですから、皆さん、私たちを信じてついてきてください。

 保護者の皆様、中高6年間という長く大切な時期に、ご子息、ご子女を私たちに託してくださり大変感謝しております。この6年間というのは、子供たちが激しく成長する時期であります。それに伴って、様々な困難も起こりうる時期でもあります。先ほども申しましたように、その困難を一つ一つ乗り越えることで子供達は成長していきます。保護者の皆様にとっては大変気苦労の耐えない時期ですが、どのお子さんが困難に直面しても、ご自分のお子さんが直面したようにお互いに助け合って共に困難を乗り越えていってください。私たちも、この6年間がお子さんにとってはもちろんのこと、保護者の皆様にとっても、充実した良いものとなりますよう、教職員一同頑張って参ります。どうか、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

 これからの皆さんの健闘と活躍を期待して、私の挨拶と致します


2008年4月5日 学年部長 山中拓