保護者代表 挨拶


 新入生の保護者代表として、僭越ではございますが、ご挨拶をのべさせていただきます。

 本日は私どもの子どもたちのために、このような盛大な入学式を挙行していただきましてありがとうございました。またご多忙の中、ご来賓の方々にもご臨席賜り、重ねて御礼申し上げます。

 予てより、本学園の教育方針や、関係者の皆様の情熱は大変すばらしいものがあるとお聞きいたしておりましたが、只今、理事長先生、学園長先生の暖かいお言葉を拝聴いたしまして、改めて須磨学園に入学できたことを親子ともども喜んでおります。

今日から子どもたちの高校生活がスタートいたしました。人生の礎となるこの時期におきまして、尊敬できる師とめぐりあい、信頼できる友と出会う中で、本学園のモットーである「なりたい自分になる」ための取り組みが始まりました。

 「なりたい自分になる」とは、自らが将来の自分を描き、目標を立て、到達点までの進み方を考え、トライしていく大作業でありますが、その意味するところは3年後の大学受験合格のみならず、自分の人生を有意義なものにするための、将来を見据えたものであると思います。子どもたちがこの取り組みの課程で心を磨き、強い心をもった人間に成長できることを私たちは願っています。大作業には困難がつきまとうものでありますが、どうか先生方におかれましては、雨が降っても、風が吹いても、子どもたちが到達点に向かって突き進んでいけますように、ご指導をいただきたいと心よりお願い申し上げます。

 そして、十年、二十年後に振り返った時に「須磨学園で学べて本当によかった」と思えれば、私たちとして喜ばしい限りです。

 保護者といたしましては、学園の方針をよく理解し、協力していく中で、子どもたちの成長を見守ってまいります。この3年間どうぞよろしくお願いいたします。

 以上、簡単ではございますが保護者の挨拶とさせていただきます。

2008年4月5日 保護者代表 北垣 章