入学生代表 宣誓


 「この中学校で勉強したい!」私が初めてそう思ったのは、五年生の終わり頃、須磨学園の説明会に来た時のことです。タイムマネージメントノートを使えば、勉強もきっちりできそうだし、案内をして下さる先生方も優しそうだし、説明も分かりやすく、学園のふん囲気全体が、とても明るく感じたからです。その時、学校案内を見て、自分のパソコンがもらえることや、海外研修に行くことも知りました。日本だけではなく、外国のことも勉強できるということに、私はとてもおどろきました。パソコンを使いこなしたり、実際に外国の文化に接したりすることによって、自分の世界が広がるような気がしました。
 その時から、私は、この中学校に入るためにもっと勉強をがんばろうと思いました。でも苦手な科目があり、どうしたらいいのかわからなくて悩んだり、しんどくなってやる気をなくしたりしたこともありました。そんな時、先生や、お父さん、お母さんにはげまされ、またがんばることができました。合格できたのも、私一人の力ではなく、たくさんの人が私を支えてくれていたからだと、気づきました。今、私は、感謝の気持ちでいっぱいです。
 今日から、学園生活が始まります。少し不安もありますが、一日一日充実した毎日を送りたいと思います。オリエンテーション合宿、文化祭、平和学習やサマーキャンプなど、たくさんの行事も続きます。その中でも、S1の短期留学がとても楽しみです。さまざまな国に行って、その国の人と話ができるように今から英語をしっかりと勉強したいです。また、色々な行事を通じて、友達や仲間をたくさん作りたいです。私にとって、友達や仲間は本当に大切です。友達がいるから、学園生活も、より楽しく過ごせると思うし、友達がいるから苦しい時も乗り越えられると思います。私達83名の力を合わせればきっと、一人の時以上の、力が出ると思います。
 私は、受験によって、一つのことを学ぶことができました。それは、たとえうまくいかないことがあっても、いつかできると信じてがんばれば絶対にできるようになるということです。須磨学園で過ごす六年間、私を支えてくれている人を大切にし、自分の夢に向かってがんばりたいと思います。




2007年4月7日 入学生代表 辰巳真帆