【誓いの言葉】




 今日、私たち134名は中学校卒業の日を迎えました。今から3年前の春、私たちは須磨学園中学校の1回生として、希望に胸を膨らませながら、この学校に入学してきました。この3年間、私たちはこの学校で一人一人が一生に一度しかない中学校生活を楽しみ、たくさんの思い出をつくり、成長することができました。

 私は特進Bコースに所属し、3年間勉強してきました。入学当初は簡単だと思っていた勉強は、学年を追うごとに難しくなり、定期考査や模試のための勉強も大変になっていきました。でも、クラスメート同士で教え合い、先生方も夜遅くまで残って教えてくださり、塾に行かなくてもしっかりと勉強することができました。
 また、中学生全員がパソコンを持ち、インターネットを活用したり、パワーポイントでまとめて発表したりと、最新の情報教育を受けることができました。
 行事を通しても多くのことを学びました。体育祭では応援団に入り、放課後学校に残ってみんなと一生懸命練習しました。惜しくもまけてしまいましたが、高校生と中学生が協力し合い、とてもいい思い出を作ることができました。  またアジア旅行では、アジア6カ国を回り、その国を自分の目で見ることができました。ベトナムの学校の生徒と触れ合うことができ、友達の新しい一面を知ることもできました。高校生になったら、また外国へ行くようなので、それが心に残る旅行になれば嬉しいです。
このようにたくさんのことを体験し、すばらしい思い出を作ることができたのは、多くの方々が支えてくださったからだと思います。

 まず、3年間暖かく見守り、笑顔と励ましの言葉をくださった理事長先生、学園長先生。また、夜遅くまで質問に付き合い、熱心にご指導してくださった先生方。本当にありがとうございました。これからまた3年間、よろしくお願いします。
 次にずっと私たちを支えてくださったお父さん、お母さん。家族の協力があって私は3年間の学校生活を楽しむことができました。これからも迷惑をかけるかもしれませんが、さらに努力をし、精神的にも成長していきたいと思っています。
 そして家族より長い時間をともに過ごし、時にはライバルであり、よき相談相手になってくれた友達。高校生になっても、一緒に仲良く過ごしていきたいと思います。

 4月から、私たちは須磨学園高等学校に入学します。そこで私たちは高校生としての自覚を持ち、充実した日々を送りたいと思います。
 今までの甘えを捨て、しっかりとTMPMでも自己管理をします。そして、より勉学に励み、3年後の大学受験では自分の本当に望む大学に合格し、必ず自分の夢を実現するため努力していく決意です。とは言っても、まだまだ未熟な私たちです。今まで以上に勉学の面でも、学校生活においても、私たちを叱咤激励してくださるようお願いいたします。
 以上を持ちまして、誓いの言葉とさせていただきます。



2007年3月20日 卒業生代表 鈴木はる菜