保護者代表 謝辞


 本日は、卒業生たちのために、このように厳粛で愛情のこもった卒業式を挙行いただきまして、本当にありがとうございました。ご来賓の方々におかれましては、お忙しい中、ご臨席を賜りありがとうございました。保護者一同を代表いたしまして、心よりお礼申し上げます。
 グローバルスタンダードを満たす恵まれた環境の中、学業に、クラブ活動に、そして学校行事や、ボランティア活動等の社会との関わりを通して、生徒一人一人が、自分を生かし輝いた高校生活を送れましたのは、理事長先生をはじめ学園長、諸先生方のおかげです。有難うございました。
 震災の年の4月に小学校に入学した、この子達が無事に高校まで卒業することができ感無量で御座います。人として生きるということを親子ともども見直した年月でありました。
そんな中で諸先生方からは、学業の知識は言うに及ばず、人生の先輩としての生き様を伝えていただきました。いわば魂の教育を授けていただいたと感じました。この三年間の思い出は皆一人ひとり違うとは思いますが、先生方への尽くせない感謝の気持ちは子ども達 保護者一同変わりありません。保護者ともども成長させていただきました。本当に有難うございました。
 本学園の根底に流れているのは各人の能力を最大限に生かし常に前向きで積極的に生きよとの教えであったと思います。その教えを胸に、それぞれの分野で精一杯トライする姿は、多くの人々に生きる勇気を与えます。今日卒業式にご参列いただいた方々をはじめたくさんの人々が君達の成長を楽しみに見守っています。そしてその存在を自分の糧として、もう充分頑張った人もまだまだこれからという人も、自己の実現に向かって勇気ある一歩を踏み出してください。
 先生方にお願い申し上げます。本日それぞれの道に巣立っていく卒業生ではありますが、いろいろな困難にぶつかった時、弱い部分や強がった部分まで包み込んでご指導くださった先生方のことを思い出すと思います。これからも、先生方のもとに教えを請いに参りましたら、どうかご指導ご鞭撻賜りますよう、よろしくお願い致します。
最後にご来賓の皆様と理事長先生、学園長先生をはじめ諸先生方の益々のご健勝と須磨学園の更なるご発展を心よりお祈りいたしまして、お礼の言葉とされていただきます。



2007年2月17日 保護者代表 黒田浩之