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[ 第39週:12/18~12/24]
 12月18日(日) 
 12月19日(月) 
 12月20日(火) 
 12月21日(水) 
 12月22日(木) 終業式
 12月23日(金) 天皇誕生日
 12月24日(土)


12月22日(木) 終業式

雪の中の終業式となりました。

今日は登校時より雪が降り始め、ときには吹雪くほどの大雪となりました。
真っ白な雪の中、10時15分より体育館で終業式が行われました。


2学期の最終日は吹雪の中の登校になりました。


式次第
 国歌演奏
 理事長の訓示
 校歌斉唱
 生徒指導部長訓話


[理事長訓示]

今日は真っ白な雪が一面に積もっています。

「勉強しろ」とか「きちっと生活するように」とかは、それぞれ各担任の先生、学年部長、指導部長の先生がおっしゃられたでしょうし、みなさん自身も既にわかってらっしゃると思いますので、私からは申し上げません。

昨日、新聞を読んでおりましたら、各新聞やメディアで今年の10大ニュースが発表されていました。みなさんも家に帰って是非、チェックしてみてください。それぞれに関心ある分野によって、どういうニュースが記憶に残っているのかも違うと思います。

日本や世界で起こった出来事を読んでいますと、自分の身に起こったこと、悩んでいることがとても小さいことに感じられます。しかしながら、それもまた大切なことだと思いながら、記事を読んでおりました。

その中で、私が一番興味をひかれたものは、インターネットの翻訳サイトの記事です。アメリカ人が単語をいれて意味を調べる、ウェブスターの辞書のサイトです。その辞書のサイトで、今年、アメリカ人が調べた単語のトップ10がでていました。1番は、Integrityという単語でした。車でインテグラというのがありましたね、数学で積分はintegralといいます。このIntegrityという単語は日本語に訳しにくい言葉で、アメリカ人にとっても意味を確かめたくなるような単語だったようです。そのウェブスターの辞書によると、定義は「ある規範、とくに道徳的または芸術的な価値を守ること」とあります。日本語の辞書では「正直」とか、「誠実」「人格」「品性」「一貫性」と訳されています。この翻訳を見ると、この言葉がアメリカ人にとって調べたくなる単語であった理由がわかるような気がします。そしてIntegrityというこの単語は、今年の世界の情勢や社会を象徴しているのではないかと思います。ちなみに2位がrefugee、難民のことです。3番目がcontempt、これ侮辱という意味です。4番目はfillbusterこれはアメリカの議会で、法案の審議の時間切れを狙った引き延ばし戦術のことです。fillbuster、覚えておくと試験にでるかもしれませんね。6番目にはtsunamiという言葉がでていました。みんなが共通に関心をもっている言葉が社会を表すものなのでしょう。

みなさんは今、一生懸命に勉強して、自分の目標を実現するために知識をいろいろ学ぼうとされています。しかしその一方世間では、最高学府を出た人が、人間としての品性を問われる事件をいろいろと起こしています。みなさんが大人になった時に問われるのは、学力だけではなく、人間としての品性であり、人格であり、Integrityのもうひとつの意味である一貫性、節操であることを忘れずにいてください。

2学期は学校にとっては真ん中の時期ですが、また、1年の最初の計画をたてたり、目標をたてたりするのにいい節目でもあります。勉強についてはタイムマネージメントでしっかり計画をたててやっていただきたいと思いますが、あわせて、自分の人となり、人格について一度、考えてみて下さい。そういう機会をもっていただくことが私からのお願いです。以上です。


静粛の中、真剣に理事長の話を聞きました。


終業式終了後、全国高校女子駅伝大会まであと3日とせまった、陸上競技部の壮行会が、引き続き行われました。



学校全部で応援します。悔いのない戦いを!


すっかり白一色となった須磨学園。2学期を無事に終え、生徒が帰宅した後には雪だるまが残っていました。



 
名物の柿の木もすっかり雪景色。 3学期、元気な顔で会いましょう!風邪ひかないでね。




12月24~25日(木・金) クリスマス・チャリティ・コンサート

12月24日、25日、クリスマス・チャリティーコンサートを開催しました。

阪神・淡路大震災から10年。神戸は、たくさんの暖かい思いによって復興しました。そして今年、世界各地が地震や水害に見舞われました。私たちが震災のときに受けた優しさを少しでもお返ししたい、そんな思いからこのコンサートを今年も企画いたしました。皆様からよせられた善意の義援金は、財団法人 日本ユニセフ協会を通じて、パキスタン地震の被害に見まわれた地域の復興資金にさせていただきます。


 
ハンドベルの音色を、たくさんの方が足を止めて聞いてくださいました。 小さな男の子が募金をしてくれました。ありがとうございます。