3年生学年部長挨拶
荻野 太

 保護者の皆様、本日はご卒業おめでとうございます。ご子息・ご子女のご卒業を心からお祝い申し上げます。

卒業生の皆さん、卒業おめでとう。今日、私もほっとするとともに、皆さんがこの3年間で本当に成長したことを実感し、感無量です。

 高校生活は、うれしかったこと、楽しかったことがたくさんあったと思いますが、辛かったこと、苦しかったこともそれ以上にたくさんあったと思います。これからの人生においてはもっと大きな多くの試練が待っています。しかし、そのような時でも冷静に自分の周りにいる人のことを思ってください。必ず皆さんの支えになる友人や、家族や、先輩や、恩師がいます。そのとき、「自分は幸せな人間なんだ」と感じてください。そうすれば、辛いことも乗り越える力がきっとわいてくると思います。私も皆さんと過ごしたこの3年間で、たくさんの辛いことや苦しいことがありました。そのとき、いつも頭に浮かんでくるのは、皆さんの顔や担任の先生の姿で、私を励まし、支えてくれました。そして私も、少しでも皆さんの支えになりたいと思い今日まで頑張ることができたと思います。微力ではあったと思いますが、これだけ多くの支えのあるなかで一緒に生活できた自分を、今、「120%幸せな男だ」と感じています。

 最後に、どんな人にも必ず、良いところと悪いところがあります。悪いところばかりを感じてしまえばその人を嫌いになります。良いところばかりを感じればその人を好きになります。どうか、人の良いところをたくさん感じ取れる人になってください。きっと幸せな人生を送ることができると思います。私はこの3年間、皆さんの良いところをたくさん感じることができました。本当にありがとう。これからも体に気をつけて、すばらしい人生を歩んでください。