須磨学園高等学校育友会会長 祝辞
藤江 信一

 卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。この晴れの卒業証書授与式でご挨拶申し上げる機会を得ましたことを、光栄に思います。
皆さんを今日まで見守り、ご指導されてこられた理事長先生、学園長先生はじめ諸先生方の熱心なご指導に対し、心から御礼申し上げます。また、保護者の皆様のこれまでのお心づかいを思いますと、さぞお喜びのことと、お祝い申し上げます。
 さて、こうして卒業される皆さんのお顔を拝見していますと、とても晴れやかで、すがすがしく、改めて「若いことの素晴らしさ」を感じております。明日への夢と希望を持った目が美しく輝いています。きっと「to be myself,... なりたい自分」を見つけられたのだと思われます。「なりたい自分」が描けると、何をやれば良いかがはっきりと見えてきます。今後も、あせることなく、着実に夢に向かって前進されることを誰もが期待しています。
 そして、皆さんは、ご自身の努力と同時に、いろいろな方のおかげで、この晴れの日を迎えることができたことを、心に刻んでおいてください。人は一人では生きていけません。皆さんを支えて下さった先生方、皆さんへ愛を注がれてこられた保護者の皆様に対して感謝の気持を忘れないで下さい。また、この三年間共に学び、語り合い支え合った友達は、今後の人生の宝です。苦楽を味わった仲間を、一生の友達としてもてる皆さんは幸せだと思います。行く道は違っても、これからも皆さんは、友情をいつまでも深め、お互いに励まし合っていって下さい。
 最後に、卒業生の皆さんの輝かしい将来と、そしてご多幸をお祈りいたしまして、私のはなむけの言葉とさせていただきます。