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2022年度高校入学式 K1学年部長 挨拶

 K1学年を代表してご挨拶申し上げます。
 新入生の皆さん、保護者の皆様、須磨学園へのご入学おめでとうございます。心よりお慶び申し上げます。高校生活の3年間は、皆さんが子供から大人へと成長し、人格の基礎がつくられる、最も大切な期間だと思います。その3年間をこれから共に過ごし、皆さんの成長に関わっていけることを嬉しく思います。

 入学に際して、大切にしてほしい4つのことをお話しします。

 1つめは、「強い気持ちで前に進むこと」です。
 皆さんは、どのような思いを持って今日の入学式を迎えられましたか。多くの人が夢と希望と少しの不安を持って入学されたと思います。これから始まる高校生活は、精神的にも肉体的にも決して楽なものではありません。しかし、常に前向きな言葉を口にし、努力をして乗り越えようとする強い気持ちがあれば、学校生活は必ず楽しく、充実したものになります。苦難は人生を充実させるための調味料です。「スパイシー」な人生こそ、味わい深く、学びの多い人生になります。強い意志を持ち、どんな困難に遭おうとも最後まで一緒に戦い抜きましょう。

 2つめは、「『適応力』を身につけること」です。
 コロナ禍で皆さんが実感したように、世の中はさらなる激動の時代を迎えています。今から150年ほど前、有名な生物学者のダーウィンは、「強い種が生き残るのではない、変化に対応できる種が繁栄するのだ」という言葉を残しました。私は、現代社会でもこの考えは通用すると思います。皆さんも、あらゆることに対して、変化を読んで、対応できる人であって下さい。そのために、普段から素直に人のアドバイスを聞き、謙虚に反省・改善することを心掛けて下さい。素直な心をもって人の意見をよく聞き、柔軟に対応する姿勢が大きな成長につながります。

 3つめは、「お互いの個性を尊重して学校生活を送ること」です。
 皆さんは、それぞれ性格が違います。また、一人ひとり違った才能や得意なものを持っています。 時にはその個性と個性がぶつかり合うこともあるでしょう。しかし、学校生活で何より大切なのは、お互いの個性を認め合い尊重し合いながら、人格を高め合うことです。入学後PMTMの授業で説明される、「心を広く、心を高く、心を深く、心を温かく」ということをよく考えながら、素晴らしい関係を築き上げて下さい。

 最後4つめは「とことん考え、とことん行動すること」です。
 たった一度の人生における決断を他人任せにしてはいけません。これから皆さんには数多くの決断をせねばなりません。そんな時に主体的に考え、悔いのない決定ができるよう、とことん考え抜きましょう。須磨学園ではタイムマネジメントやプロジェクトマネジメントなどの取り組みを通して、自分と向き合う機会がたくさんあります。これらの機会を存分に活かして、主体的に考える習慣を育んで下さい。 そして、いちど決めたら、とことんまで行動してみて下さい。周りの人に「ここまでするのか」と言われるくらいやって、はじめてものになることも多いと思います。「ここまでするかと言わしめよ」を合言葉に、あっと驚くような努力を見せて下さい!

 最後になりましたが、保護者の皆様、これからご子息・ご子女が充実した高校生活を送り、3年後にそれぞれの目標を達成できますように、本校の教育方針にご理解、ご協力下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。

2022年4月9日 K1学年部長  碓井 学