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2022年度卒業証書授与式 V2学年卒業生代表 答辞

寒さの厳しい冬がようやく終わり、春の訪れを感じさせる季節となりました。本日はこのような盛大な式典を挙行していただき、誠にありがとうございます。また、ご多忙の中、ご臨席いただいた先生方、保護者の皆様に深く御礼申し上げます。

私たち中高一貫14期生は、理事長先生、学園長先生、校長先生、在校生の皆さんからいただいたお言葉を胸に刻み、須磨学園を卒業します。

まず初めに、理事長先生、学園長先生をはじめ、私たちを支えてくださった先生方。コロナ禍で始まった高校生活において、「学びを止めない」というお言葉は本当に心強かったです。時にはコロナ禍でさえなければと悔しい思いもしましたが、「今の頑張りが必ず後で生きる」というお言葉、画面の向こうの今までと変わらない熱い授業、あの頃の先生方のご尽力のおかげで、多少の制約をものともせず、高校生活を楽しんで送ることができました。登校再開後に感じた、皆と対面で授業を受けたことの喜びも、全員揃って部活動ができたことの感動も決して忘れません。ありがとうございました。

理事長先生。昨年の100周年記念式典では、今の学校の姿が、多くの方の支えと努力のもとに築き上げられたことに気づかされました。そのような深い歴史と、素晴らしい学びのあるこの場所で過ごした六年間はかけがえのない時間でした。 学園長先生。不可能という言葉を感じさせない、説得力のあるお話にいつも惹き込まれました。以前高野山で話してくださった、「失敗の裏には成功があり、また新しく始めることができる」というお言葉は、挑戦を躊躇う私の原動力となりました。 堀井先生。「勝」にこだわるメッセージは、何度も何度も力強く背中を押してくれました。共通テスト前日までユーモアを交えてお話くださり、心が和みました。 理貴先生。勉強についての質問や相談に丁寧に答えてくださったおかげで、分からなかった問題が解けるようになっただけではなく、自分のやり方に自信を持って勉強できるようになりました。また、どんなに忙しい中でも、一人一人に合わせた問題を考え、プリントを用意してくださいました。理貴先生はいつも自分のことをタフだとおっしゃっていますが、お体にはお気をつけて、いつまでも元気でいてください。

毎朝早くから九時学の時間まで私たちを見守り、様々なことを教えてくださった学年団の先生方。私たち一人一人の様子を見て声をかけ、時には楽しい話で笑わせ、励ましてくださいました。そんな先生方のおかげで、ここまでの道を走り切ることができたと思っています。 担任の田中先生。大人数のクラスをまとめつつも一人一人に真剣に向き合ってくださったこと、毎日の大量の添削、本当に大変だったと思います。試験当日、先生は私たち以上に緊張なさっていたと聞いて、こんなにも私たちのことを考えてくださっているのだと胸が熱くなりました。 六年間ご指導いただいた小倉先生と山下先生。六年間変わらず見守ってくださったことが、私たちにとって大きな心の支えになりました。 授業や講座で支えてくださった先生方。日曜日も年末年始も、私たちのために、と教えてくださった先生方に励まされ、私たちは今やるべきことに集中することができました。そんな先生方を心から尊敬しています。ありがとうございました。

在校生の皆さん。共に行事や部活動で関わってきた皆さんは、受験を控える私たちにたくさん協力してくれて、頑張る姿で励ましてくれました。部活動では試行錯誤の日々の中、助けてくれる後輩達のおかげで私も頑張ることができました。皆さんの真剣に努力する姿は、周りの人の心を動かし、一番の励みになりました。在校生の皆さんが、心身ともに健康で、高校生活を走り抜けられるよう、応援しています。

14期生の皆へ。行事では、色々なアイデアを出して一生懸命に準備をし、盛り上げてくれる皆がいてくれたおかげで、思い切り楽しむことができました。行事や部活動に全力で取り組む姿は、とても輝いていて、そんな皆と一緒に過ごせることが誇らしかったです。三年生になってからはより一層勉強にも士気が高まり、一心に問題と向き合う姿に何度も励まされました。不安で勉強に集中できなかった時も、一人ではなく皆と一緒に頑張っているという安心感と優しい言葉に支えられ、ここまで来ることができました。皆と出会えてよかったです。今まで本当にありがとう。

最後に個人的なことになりますが、家族にも感謝を伝えたいと思います。毎日朝早くからお弁当を作ってくれて、悩みを聞いてくれたお母さん。私の挑戦を決して笑わず、いつも静かに見守ってくれたお父さん。受験が迫ってきても、普段と変わらずそっと支えてくれて、嬉しかったです。ありがとう。

今日、私たちは六年間の思いを刻んだ須磨学園を卒業します。ここでの様々な経験、感じたこと、考えたことが、これからの私たちにとってきっと糧となると信じています。 

最後になりましたが、須磨学園の更なるご発展をお祈りし、答辞の言葉とさせていただきます。

2023年3月4日 V2卒業生代表 吉光 萌瑛