あたたかな春の訪れとともに、私たち中高一貫13期生121名は、3年間通いなれた道を今日気持ち新たに登校してきました。本日は私たちのために立派な式を挙行していただき、誠にありがとうございます。S2学年の生徒を代表し、心より感謝申し上げます。

　私たちは高校生活の第一歩を、新たなる決意をもって、今日、踏み出します。人生の節目となる高校入学。13期生全員が、さまざま思いをかかえ、今、この場所にいます。
　今まで以上に大変になる勉強や部活動についていけるだろうか。高校3年間でなりたい自分が見つかるだろうか。高校生になるにあたってたくさんの不安を抱えている人。ヨーロッパ研修など、さまざまな学校行事を前に期待を膨らませている人。自分が見つけた夢に向かって無我夢中で突き進んでいる人。それぞれに思いがある中で、自分の意志で高校生活をスタートさせようとしています。
　ジャン＝ジャック・ルソーは、「生きるとは呼吸することではない。行動することだ」と言っています。不安や悩みに立ち迷いながらも、それでも私たちは未来に向けた一歩を踏み出していかねばなりません。私には、中学3年間ともに成長してきた仲間や、そしてこれから同じ時間を共有する新たな仲間がいます。「なりたい自分」になるため、自分の進むべき進路は自分自身で決め、そして、どんな困難にも挑んでいきます。

　理事長先生、学園長先生ならびに諸先生方、そして先輩方には、これからもご指導のほど、何卒、お願い申し上げます。私たちは、時には切磋琢磨し、時には手と手を取り合いながら、これからの3年間、最高の高校生活にすることをここに誓います。

2019年4月6日　S2入学生代表　北村　美帆